仕事の悩み

自分軸と他人軸の違い。生き方をシフトする4つのポイント

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自分軸と他人軸、わかっているようでわかっていないと思う人も多いのではないでしょうか。

自分はどちらで生きているのか?自覚している人は少ないかもしれません。

そこで、自分軸と他人軸は何が違うのか、生き方の違いについてお話しします。

その上で、他人軸から自分軸に生き方を変えたいと思ったらどうすればいいのか、シフトするときのポイントについてもまとめました。

自分軸が定まると、生き方が自分らしくなって苦労や我慢をすることが圧倒的に少なくなります。

自分軸とは自分の意思や気持ちを大事にする生き方

自分軸とは自分の意思や気持ちを大事にする生き方

自分軸を持っている人は、常に「自分で決める」ことができる人です。

人や世間の価値観を行動の基準にしていない人、ということができるでしょう。

自分の気持ちに素直に従う

自分軸で生きている人は、何かをする時に自分の心に問いかけます。

  • それは自分がやりたくてやることか?
  • 自分が楽しいと思えるか?

損得やお金だけではなく、自分の心が本当に欲していることなのかを問いかけ、自分の気持ちに素直に行動します。

たとえ儲かる話であったとしても、自分が本気でやりたいと思わないことには手を出しませんし、お金にならなかったとしても、やってみたいと思うことにはチャレンジします。

自分の心の向く方向を大切にしているのです。

人の評価を気にしない

自分軸を持っていると、他人にどう思われるのかということはあまり気にしません。

人に認められたくてやっているのではなく、自分の心に従って行動しているからです。

また、自分がやりたくてやっていることをどう言われても、それは所詮その人の意見だと割り切っています。

人の評価というのはそれぞれで、自分がどれだけ頑張ろうと、批判してくるような人は一定数いるでしょう。

しかし、自分の行動に自信を持っていれば、周囲の雑音は気にならないものです。

自分軸と自己中は違う

自分軸を持っているというと、わがままや自己中と同一視されることがありますが、本質的な違いがあります。

自己中は、自分の意思で人をコントロールしようとする、単なるわがままです。

自分軸は、自分の価値基準を持っていても、それを人に押し付けることはありません。

自分は自分、人は人という明確な線引きができていますので、人のテリトリーに侵入したりしないのです。

わがままや自己中は、人も自分の気持ちをわかってくれて当然、というような行動をするので、迷惑がられます。

他人軸とは人の基準に従ってしまう生き方

他人軸とは人の基準に従ってしまう生き方

他人軸とは、行動や考え方の基準が自分自身のものではなく、世間や周囲の人によって変わる生き方です。

人の目が気になってしまうので、自分の気持ちに素直になれないところがあります。

損得を先に考える

他人軸の人は、「それは自分にとってどんなメリットがあるのだろうか?」ということを真っ先に考えます。

自分がやりたいかどうかではなく、得かどうかどうかで判断するので、意に沿わないことをしてストレスを溜めがちです。

世間の価値基準が大事

これをやったら、これを言ったら、周りにどう思われるだろうか。

そんなことばかり気にしている人は、他人軸で生きているといえるでしょう。

今それをやるべきなのか、本当に自分がやりたいのかということよりも、世間の常識などにとらわれています。

よく、「〜すべき」という言葉を使う人は要注意です。

人に嫌われたくない

他人軸で生きていると、人の評価が何よりも気になりますので、常に人の目が気になります。

人に評価されないと、自分に価値を感じられないからです。

頑張ったことは自分で評価すればいいのですが、人が認めてくれないと「私なんて」という気持ちになりがちです。

他人軸で生きていくのは楽なことでもある

他人軸で生きていると、自分で判断することは少ないです。

人の評価や世間の価値観を基準に行動を決めているので、そこに自分の意思や気持ちはありません。

本当はやりたいことがあっても、自分の意思を封じ込めているか、気がついていないので、心のどこかで不自由さを感じているかもしれませんが、「決める」大変さはありません。

必ず答えがあり、誰かに合わせていれば良いので、自分で決断する必要がない生き方は、ある意味とても楽なのです。

他人軸から自分軸に転換するには?生き方を変える4つのポイント

他人軸から自分軸に転換するには?生き方を変える4つのポイント

他人軸は楽な生き方かもしれませんが、自分の人生をしっかり生きているかというと、決してそうはいえないでしょう。

では、どうすれば自分軸にシフトしていけるのでしょうか。

1.今の自分をそのまま受け入れる

まず最初にやってほしいことは、どんな自分であっても、今の自分をありのままに受け止め、受け入れるということです。

良いか悪いか、周囲がどう思うかということは、いったん脇に置いて、できない自分、ダメな自分も大切な自分の一部だと思ってください。

これが自分軸に移行する第一歩です。

自分に対する評価の基準を、外に求めず、自分の中に置くためです。

2.自分の思いややりたいことを書き出してみる

しばらく他人軸で生きてきた人は、自分の本当の気持ちと向き合うところから始めてみるといいでしょう。

  • 私はどんなことが好きなのか?
  • やっていて楽しいことは何か?
  • これからどうやって生きていきたいのか?

どんなに小さいことでもいいですし、今思いつく限りのことを、たくさん書き出してみてください。

誰に見せるものでもないので、正直に、自由に書くのがポイントです。

自由に書いているうちに、私はこんなことがやりたかったんだと思い出すこともあるでしょう。

3.小さな成功体験を積み重ねる

他人の評価を常に気にしてきた人が、自分の思い通りに生きるのは簡単ではないので、少しずつ進むようにします。

  • 今日は、自分が食べたいものを食べる
  • 週末は、生きたいと思っていたところに行ってみる

そんな風に、いますぐにできそうな、簡単なことからやってみましょう。

一つずつ、小さなことでも、「やりたいことができている!」という感覚をつかむことが大事です。

自分にもできる!という自信がついてくると、自分で決めることに抵抗がなくなり、少しずつ自分の気持ちを優先することができるようになるでしょう。

4.他人軸で生きてきたことを決して責めないこと

これから自分軸で生きていきたい!と決心した人の中には、これまでの自分の生き方は間違っていたと、自分を否定してしまう人もいます。

しかし、それは全く無意味で、必要のないことですから、決して自分を責めないでください。

これまでの生き方があったから、これから自分に気持ちを大事にして生きていこうと思えるようになったのです。

人の顔色ばかり伺っていたことは、人の気持ちを思いやることができると考えればいいですし、その場の空気を読むことができると、いい方向に考えてみましょう。

これまでの経験を生かして、自分軸を作っていけばいいだけのことなので、今までの自分を否定するようなことだけはしないでください。

人生、無駄なことなど一つもありません。

自分軸で生きることの大切さ

自分軸で生きることの大切さ

自分軸で生きてくことがなぜ重要なのか、それは人生の主人公は自分自身だからです。

自分の気持ちを大事にして生きていれば、何かで失敗したとしても、後悔することが少ないでしょう。

自分の意思で生きると後悔しない

自分軸で生きている人は、精神的に自立しており、人の意見に左右されることが少ないです。

他人の価値観ではなく、自分の価値観で物事を決めますから、例えば、「そんなの無理に決まってる」と反対されたとしても、やりたければやるのです。

それが正解なのかどうかは、やってみなければわからないですし、結果的に失敗だったとしても、自分の決めたことですし、「やるだけのことをやったから」と納得ができます。

しかし、本心ではやりたくないと思っていることを、周りに流されてやって、それで失敗したらどうでしょう?

こんなことやるんじゃなかったと後悔するのではないでしょうか。

自分軸で生きていると、失敗も受け止めることができるようになるので、後悔しないで生きていけます。

本当の自由を手に入れること

精神的に自由で、誰にも縛られない生き方は、本当の意味の「自由」です。

どのような結果になろうとも、全て自分の責任ではありますが、自分で判断することができて、誰の指図も受けません。

ある意味、誰のせいにもできない、怖い状態ではありますが、自由とは責任を伴うものです。

その怖さも全て受け入れた時に、本当の自由を手にすることができるのです。

まとめ:自分軸でありのままの自分で生きていこう

まとめ:自分軸でありのままの自分で生きていこう

自分の意思を優先させるというと、自己中だと思われがちですが、自分軸と自己中は違います。

人に自分の意見を押し付けず、自分の気持ちを大切にして、人の価値観も大事にするのが自分軸です。

他人軸から自分軸に生き方を変えたいと思ったら、まずは今の自分をしっかり受け止めて、自分と向き合うことから始めてみましょう。

自分の気持ちに正直に生きていくことを心がければ、自分軸で生きていけるようになります。

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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