どうして自分だけ、こんなに仕事ができないんだろうと落ち込んでいる方へ。
周りの人はみんな仕事ができるのに、自分はどうして仕事ができないのか、その理由がわからないから、対処法もわからないのではないでしょうか?
でも大丈夫、正しい仕事のやり方を知らなかっただけです。
自分は何ができていないのかということさえわかれば、対処する方法が必ずあります。
まずは、自分が仕事ができない原因を知って、それに対応する改善方法を見つけていきましょう。
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意外と思い当たる?仕事ができない人の特徴
あなたがもし、自分は仕事ができないと思っているなら、このような特徴があるかもしれません。
人に指摘されたことがないか、少し考えてみてください。
仕事ができない人は、自分の役割や今やるべきことがわかっていないことが多いのです。
自分のやるべきことが正しく理解できていない
この仕事の目的は何か、最終的に何を作り上げればいいのか、その理解が今一つの状態で、作業を始めてしまっていませんか?
上司の指示と、自分の理解があっていなかったら、指示とは違う仕事をしてしまうことになります。
そうすると、「指示通りの仕事ができない」ということになり、あなたの評価が下がってしまうのです。
仕事が遅い
残業することが美徳だとする会社も少なからずありますが、残業が多いことは決していいことではありません。
時間内に仕事を終わらせられないということになるので、仕事ができない人だと思われます。
周囲の人も同じように残業をしているのか、見てみてください。
もし、同じくらいの仕事量の人が自分よりも早く帰っていて、自分だけがいつまでも残業しているという状態なら、それは仕事が遅いということになります。
仕事の期限が守れない
仕事は、決められた期限を守る。
これはどんな仕事でも大事なことで、期限を守れない人は、仕事ができないと思われるだけでなく、相手からの信頼も失ってしまいます。
人間ですから、たくさん仕事を抱えていると、頭がいっぱいになって、うっかり忘れてしまうこともあると思います。
しかし、そんな言い訳が通用しないのが社会人です。
丁寧にやれば1日くらい過ぎても大丈夫だろうというような、甘い考えを持ってはいけません。
何度も同じ間違いを繰り返している
小さな間違いでも、間違いは間違いです。
同じことを繰り返している人は、進歩がないと思われます。
例えば、書類の誤字や脱字です。
このくらいのこと、と思うかもしれませんが、書類を見る人からすると大きなストレスです。
常に受け身で自分から行動しない
言われたことはやるけれど、自分からは動かない、常に受け身の人も、仕事ができない人だと思われます。
入社したての新人ならまだしも、入って数年経っているなら、少しは自分から動けるはずです。
周囲からは、やる気のない人だと思われているかもしれません。
積極性のない指示待ち人間は、職場での評価も低くなってしまいます。
仕事ができない人から抜け出すために今日からできること
どうしたら仕事ができるようになるのか、それにはコツさえつかめば大丈夫です。
自分の足りない部分を補っていけるような方法を見つければいいのです。
訓練次第で仕事はできるようになりますから、安心してください。
持っている仕事をすべて書き出して整理しよう
まず、今抱えている仕事を一度すべてチェックしてみます。
やるべきことを全て書き出し、それを納期限順に並べてみましょう。
付箋を使ってもいいですし、エクセルなどを使ってもいいです。
やるべきことがわかれば、納期限から逆算して、「今日何をすべきか」がわかるようになります。
それぞれの仕事について、あと何日の猶予があるのか、その間に何をしなくてはいけないのか、スケジュールを立ててみましょう。
緊急度の高い順に、赤、黄色、青など自分なりに色分けしてみると、急ぎの仕事がどれか?というのが可視化しやすくなります。
毎日、仕事から帰る前に見直して、明日の朝やるべきことを決めておくと、朝からスタートダッシュができます。
これでいいのか?復唱して確認してから仕事に取り掛かろう
仕事を受けるときには、「こういう理解で間違いないでしょうか?」と一言確認してから取り掛かると、指示と違ったことをしてしまう、という間違いを防げます。
自分ではいいと思っていても間違っていることがあるので、最初に聞いておいた方が良いのです。
上司が忙しそうだなと遠慮してしまう人もいますが、疑問点を解消するためには、うるさがられても聞きましょう。
間違えた理解のまま仕事を進めるよりはずっといいです。
質問を何度か繰り返していれば、こういう指示の時には、こういう趣旨なんだなということがだんだんわかってきて、理解を深めることができるようになります。
報連相(報告・連絡・相談)を欠かさないようにしよう
それでも、仕事を進めているうちに、方向性を誤ってしまう可能性はあります。
ですから、常に報連相を意識するようにしてください。
「あれはどうなってる?」と上司に聞かれる前に、自分から、「今このように進めています」ということを、折に触れて報告します。
そうすれば、万が一方向性が間違っていた場合でも軌道修正できます。
上司としても、聞かないと何も言ってこない部下より、自分から報告してくれる部下の方が信頼できるものです。
それに加え、日頃からコミュニケーションをしっかりとっておくことによって、信頼度が増すというメリットもあるのです。
間に合わないと思ったら早めに相談する
指示された仕事に手をつけてみたら、「もしかしたら、期限に間に合わないかもしれない」と思うこともあるでしょう。
そんな時には、無理せず、早めに上司に相談しましょう。
なんとかなるだろうという曖昧な考えが一番危険です。
できると思って引き受けたけれど、このままだと間に合いそうもないと思ったら、間に合わない理由をきちんと説明した上で、
- 期限を少し伸ばしていただくことは可能でしょうか?
- 他の人の手を借りてもいいですか?
など、自分から提案をしてみてください。
二度同じ間違いをしないようにしっかり対策を練る
仕事ができる人も、間違いはするのです。
人間なら誰でもミスをすることはあるのですが、仕事ができる人は、失敗から学び、同じ間違いを繰り返さないのです。
もし仕事でミスをしてしまったら、そのミスの原因を突き止め、同じことをしないためにはどうすればいいか、しっかり対策を立てましょう。
1度目の間違いはみんな許してくれますが、繰り返しはいけません。
ですから、同じことを繰り返さないという強い決意を持って対処することが大切です。
仕事ができるといわれる人を観察してみる
自分のできていないところを改善すると同時に、他の人の良い点を取り入れていくこともおすすめします。
周囲に、仕事ができると評価されている人がいると思いますが、その人がどういった仕事のやり方をしているのか、こっそり観察してみましょう。
仕事ができると言われるのには、必ず理由があります。
よく見ていると、そうか、これが自分との違いか!とわかることがきっとあるでしょう。
それを真似してみるのです。
実際に自分がやってみると、身をもってわかることがたくさんありますので、仕事のやり方や考え方を変えるいいきっかけになります。
どうしたらいいかわからない時は、上司や先輩に相談してみるのもあり
仕事ができる人になるために、「こんな風になりたい」と理想像を描いている人もいると思います。
しかし、具体的にどうしたら良いのかわからなくて、結局行動ができないということはありませんか?
そんな時は、思い切って先輩や上司に相談してみるのが、一番の近道です。
自分よりも経験のある人に相談することで、適切なアドバイスをもらえる可能性があります。
また、悩んでいることを知ってもらうと、仕事の指示の仕方や教え方を変えてくれるかもしれません。
自分のことを客観的に見るのはなかなか難しいので、できていない点を人から指摘してもらった方が、早く改善に結びつくでしょう。
まとめ:仕事ができないのには理由がある。一つずつつぶしていこう
頑張って仕事をしているつもりなのに、仕事ができないと思われてしまう人には、必ず理由があります。
自分では分かりにくいですが、今回ご紹介したような特徴に当てはまるものがあれば、もう大丈夫!
理由さえわかれば、それを一つずつなくしていくようにしましょう。
どうしてもわからない時には、先輩や上司に相談してみるのも一つの方法です。
仕事のコツさえつかめば、仕事ができない人から卒業できますので、まずは自分が何ができていないのかを見極めるようにしてみましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。