仕事がつらい、なんとか今の状況から抜け出したいと思っている人へ、仕事がつらい時の対処法についてお話しします。
つらいという思いを抱えながら毎日出社するのは、心にも体にもよくありません。
仕事に行くのがつらくなってしまったらどうすればいいのか、今すぐできることについてお話ししますので、どうか参考にしてください。
体調を崩してしまう前に、気持ちを立て直しましょう。
Contents
仕事がつらいと思っているのはあなた一人じゃない!
仕事がつらいなんて、自分の甘えなのではないか。
そんな風に思って我慢している人は、安心してください。
仕事がつらいと思っているのは、あなただけではありません。
アンケートサイトの「マイボイス」が2019年7月に行った調査によると、仕事をしているおよそ7割弱の人がストレスを感じていると答えています。
中でも割合が高いのが、
- 仕事の内容
- 労働環境
- 職場の人間関係
などです。
もしかしたら、周りの人はとても楽しそうに仕事をしているように見えたり、充実しているように思われたりするかもしれませんが、意外とみんな、仕事のことで悩んでいるのではないでしょうか?
あなただけがつらい思いをしているのではないですし、嫌だなと感じる上司も、その人なりに悩んでいるのかもしれません。
ですから、つらいと思うことは甘えなどではないのです。
仕事がつらいと思う原因は大きく分けて2つある
上司と合わないとか、仕事が多すぎてこなせないとか、つらいと思う原因は人それぞれですが、
- 自分がやっている仕事に対して感じること
- 人間関係など環境に関して感じること
この2つに分類されます。
今は疲れていて、余裕がないと思いますが、どんなことがつらいのかな?と少し考えてみてください。
深呼吸して、しっかり睡眠をとって、頭をクリアにしてから考えると良いでしょう。
仕事の内容や自分の能力に不安がある場合
仕事の内容が自分の能力以上でプレッシャーになってしまうとか、いつも同じミスをして怒られてばかりで、自信をなくしてしまっていませんか?
他にも、
- ノルマがきつい
- 仕事の量が多くてこなせない
- ちょっとしたことでミスをしてしまう
- 大きな仕事を任されたけれど自信がない
- できる同期と比較されてつらい
- 自分の成長が感じられない
- 上司に怒られると萎縮してしまう
このように感じていると、仕事がつらくなります。
人間関係や労働環境に問題がある場合
自分が仕事を頑張っても、労働環境は自分ではどうしようもない部分があります。
- どうにも上司と意見が合わない
- パワハラ上司に悩んでいる
- 会社のカラーに馴染めない
- 頑張った成果が評価されない
- 初めての仕事でも教えてくれる人がいない
このような場合は、誰にも相談できなくて、つらい思いを一人で抱えて悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
仕事がつらいと思う時に気持ちを切り替えるための5つの対処法
つらい環境を変えるために、今から自分でできる対処法を提案します。
行動を少し変えるだけでも、気持ちの切り替えができることがあるのです。
仕事を辞めるのは、やるだけのことをやってみてからでも遅くはありません。
1.小さな成功を積み重ねていこう
仕事で同じミスを繰り返していたり、上司や先輩に怒られてばかりだと、自信をなくしてしまいます。
その自信のなさから、積極的に行動することもできず、ますます萎縮していい仕事ができなくなってしまいます。
そんな時は、まず小さな一歩から踏み出しましょう。
周りが認めてくれないなら、自分が自分を認めてあげればいいのです。
自信を失っている状態で、いきなり大きな仕事を成し遂げるのは難しいので、達成しやすい小さな目標を設定します。
- 自分から笑顔で挨拶しよう
- 書類作成の仕事を、時間を決めて取り組んでみよう
- この間指摘されたミスをなくすようにしよう
- わからない時には自分から相談してみよう
など、できそうなことから取り組んでみましょう。
一つずつ「できた!」という結果を重ねていくことで、少しずつ自信がついていきます。
手帳に書いてもいいし、パソコンやスマホでリストを作ってもいいですが、できたところに丸をつけていきましょう。
成功が可視化できるので、やる気につながります。
時には、今日も失敗してしまったと思うこともあるでしょう。
反省は大事ですが、もっとできたことに目を向けて、自分を褒めてあげてください。
失敗を数えるよりも、できたことを数えた方が毎日楽しいです。
2.チェックリストを作ってミスを減らそう!
ミスをなくすためには、自分の行動を視覚化することが大切です。
- 今自分がやるべき仕事の内容
- 確認事項(わからないこと)
- 仕事の納期限
などを箇条書きにします。
そして、一つ一つ、終わったら消していくようにすると、あとどのくらいやるべきことがあるのかがわかります。
簡単なことであっても、漏らさず書きましょう。
わからないこと、先輩や上司に聞きたいことも、どんどん書いてください。
リスト化することで、うっかり忘れることもなくなりますし、わからないことをそのままにしてしまうこともなくなるでしょう。
3.仕事は自分のためにすると思うこと
会社で仕事をしていると、ついつい周囲と自分を比べてしまいがちです。
そんな時はあえて他人を見ないで、「仕事は自分のスキルアップのためにやっているんだ」と思うようにしてみませんか?
どんな仕事であっても、経験を積んでいくことで自分にとってプラスになります。
つまらない仕事だと感じることもあるでしょうし、難しすぎてわからない!と匙を投げたくなることもあるかもしれません。
しかし、自分なりに工夫してみたり、どうすればできるのか必死で行動してみたりすることによって、自分の気持ちが変わってきます。
気持ちが前向きになってくると、つまらなかったことが面白くなったり、わからなかったことがふと腑に落ちるようになったりするものです。
4.苦手な人をよく観察してみて!
上司や先輩と合わない、人間関係がつらいと思う人は、「なんであの人はいつもこんなことを言うのだろう」と、苦手な人の言動を観察してみることをおすすめします。
じっくり観察すると、なぜその人がそんなことを言ったり、やったりするのか、相手の価値観というものが見えてくるからです。
合わないという思いは、価値観の違いからきます。
無意識のうちに、「こうしてくれるはず」という、相手に対する期待を持ってしまうため、価値観が違った時に、「どうしてこうしてくれないんだろう」という気持ちになってしまうのです。
それならば、どう価値観が違うのかが理解できれば、無駄に相手に期待して、裏切られることがなくなるでしょう。
相手の特徴さえわかれば、こちらがどう動けば意思の疎通ができるか、対策が立てられます。
5.今の労働環境は自分で変えられるかどうかを考えてみる
残業が多かったり、仕事の量が多いと感じている人は、今の仕事のやり方のどこかに無駄はないだろうか?と考えてみてください。
意外と、「前任者に教わったから、そうやっている」という仕事が多いのではないでしょうか?
本当にそのやり方でいいのか、そもそもその仕事は必要なのか?ということを考えてみると、もしかしたら、その仕事自体がいらなくなるという可能性もあります。
もしくは、手作業ではなくパソコン等を使って自動化できるものがあるかもしれないですし、社員がやるよりも外注したらコストを下げられる仕事もあるでしょう。
そのようにして、「本当にこれでいいのか」という視点で、仕事を見直してみると、仕事が楽になるかもしれません。
まとめ:仕事がつらい原因を特定して気持ちを切り替えていこう!
仕事がつらいと感じているときは、心も体も疲れていて、何も考える余裕がないと思います。
でも、つらいと感じる原因がきっとあるはずです。
その原因がわかれば、対処法も見つかります。
つらいと思う気持ちがピークの時は、仕事を続けるか辞めるかと、考え方が2択になってしまいがちですが、辞める前にできるだけのことをやってみましょう。
いろいろ試してみると、いつの間にかつらい気持ちも薄れてきて、気持ちの切り替えができるようになります。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。