仕事の悩み

好きなことを仕事にするのは幸せ?うまくいくパターンとは

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好きなことを仕事にするべきか、それとも好きなことと仕事は分けたほうがいいか。

世間には色々な意見がありますが、好きなことを仕事にしてうまくいっている人と、そうでない人には、明確な違いがあるのです。

今回は、好きなことを仕事にしてうまくいっている人とそうでない人にどのような違いがあるのを紐解き、どうすれば好きなことを仕事にできるのか、その方法を考えます。

好きなことを仕事にして失敗するパターン

好きなことを仕事にして失敗するパターン

まず最初に、好きなことを仕事にしたはずなのに、うまくいかなくまるパターンについてまとめました。

うっかりこのパターンに陥らないように気をつけましょう。

本当は今の仕事を辞めたいだけ

今の仕事がうまくいっていない時には、その原因を深く考えず、「この仕事がそもそも好きではないからだ」と考えがちです。

誰しも現実逃避をしたい気持ちはありますし、自分と向き合ったり、自分の弱さを認めたりするよりも、他に好きな仕事があるに違いないと考えた方が楽なものです。

しかし、後ろ向きな気持ちから「好きな仕事をすれば幸せになれる」と思うのはとても危険なことで、今目の前にある嫌なことから逃げているだけかもしれません

もし逃げているだけなら、仕事を変えたとしてもまた同じことが起こるでしょう。

その度に、「もっと好きなことを仕事にしよう」と逃げ続けることになります。

転職のメリット、デメリットをよく分析して、そのデメリットも受け入れたうえで「好きな仕事」を選ぶのは良いのですが、ネガティブな気持ちの時にはメリットばかりに目がいきがちです。

好きな仕事ができれば全てうまくいくのかというとそうではないので、ただ今の仕事を辞めたいだけなのではないかということをよく考えてみてください。

好きな仕事=楽しい仕事と思っている

好きな仕事に思い入れが強すぎると、その期待を裏切られることになるかもしれません。

好きなことだったとしても、仕事にトラブルはつきものですし、嫌な人との関わりからも逃れられるものではないでしょう。

しかし、好きなことを仕事にするなら楽しいに違いない!という思いだけで転職してしまうと、トラブルが起きた時に「こんなはずじゃなかった」ということになり、好きだったはずのことも嫌いになってしまう可能性があります。

いくら好きなことでも、楽しいことばかりではないのです。

お金だけにフォーカスしている

仕事をするうえで報酬はとても大切です。

しかし、お金だけを目的にしてしまうと、好きなことを仕事にするのは難しいかもしれません

そもそも、好きなことが仕事になるかどうかは別問題で、十分な報酬を得るまでに時間がかかる可能性もあるのです。

それでも

  • 好きなことを仕事にしたい
  • 人の役に立ちたい
  • 何かを成し遂げたい

などお金以外の動機があれば、苦しくても続けていけるでしょう。

それが実は、好きなことをしたいというよりも、「今より稼げる仕事」という動機が強かった場合には、うまくいかないとすぐにやる気を失ってしまいます。

好きなことを仕事にしてうまくいくパターン

好きなことを仕事にしてうまくいくパターン

では、報酬がすぐに上がらなくても、トラブルがあっても、好きなことを仕事にすることに成功するパターンはどのようなものなのかを見てみましょう。

誰よりも「好き」という気持ちが強い

好きなことを仕事にするには、そのことについては誰にも負けないくらい知っているとか、食事も忘れるほど没頭できるというような、気持ちの強さが必要です。

ちょっと好き、というレベルの人なら他にもたくさんいるわけで、どんなことがあっても一番になるための努力を惜しまないというくらい好きな気持ちがないと、少々のトラブルで気持ちが萎えてしまうかもしれません。

好きなことを仕事にして成功している人は、何があっても諦めないくらい、そのことが大好きだという気持ちを持ち続けています。

向上心と行動力を持ち続けている

好きだという気持ちは何より大事ですが、気持ちだけでは仕事になりません。

仕事としてやっていくためには、スキルを上げていく向上心と、仕事を報酬に変える行動力が必要です。

仕事に「する」ことだけなら比較的簡単なのですが、その仕事を継続し、報酬を得ていくということが何より大変だからです。

趣味で好きなことをしているだけなら、嫌になったらやめてしまえばいいのですが、仕事となるとそうはいきません。

どんなことでもやり遂げる粘り強さ、トラブルを乗り越える気力も欲しいですし、常に上を目指して努力していくことが大切です。

「好き」という気持ちが強いのは当たり前で、その気持ち以上の努力が求められるのです。

柔軟な選択肢を持っている

好きなことを仕事にしようとした時に、それだけでは生活が成り立たない場合もでてくるでしょう。

仕事にするには世の中に需要がなくてはなりませんし、十分な報酬を払ってくれるだけの顧客がいなくては生活していけないです。

ですから、「好きなことだけでなんとかしなくてはいけない」という考えに固執せず、柔軟に対応していくことが大切です。

もし自分の好きなことだけで仕事にならない場合は、他の仕事もしながら続けていけば良いのではないでしょうか。

仕事にするといっても、その仕事1つにこだわる必要はなく、目指す収入に到達するまでは他の仕事と並行していけばいいのです。

先ほど、お金だけにフォーカスすると失敗するというお話をしました。

好きなことだけで稼げないとダメなんだと思ってしまうと続けられなくなるので、臨機応変に対応していきたいものです。

好きなことを仕事にするにはどうすればいい?

好きなことを仕事にするにはどうすればいい?

仕事にするということは、やりたいことで報酬が得られるシステムがないといけません。

その方法があるのかどうかを探り、報酬をアップさせる方法についても考えていきます。

好きなことが仕事になるのかどうか情報収集をする

この点が意外と重要なのですが、そもそも好きなことが仕事として成り立つのかどうか、ということを調べましょう。

お金を払ってでも、その商品やサービスが欲しいと思う人がいなければ、ビジネスとして成立しないのです。

ですから、こんなことを仕事にしてみたいけど、前例はあるかな?と情報収集をすることも大事です。

もし前例がないなら、どうすれば仕事にできるのか、仕事として成立させるためにはどうすればいいか、そこから情報を集めなくてはなりません。

仕事を受けられるレベルになる

人様からお金をいただくのですから、当然その報酬に見合うだけのレベルの高い仕事ができなくてはなりません。

趣味に毛が生えた程度の仕事ではお金はもらえませんので、お金をいただいても恥ずかしくないレベルに到達するにはどうするか、ということも考えましょう。

勉強が足りないならもう勉強する、スキルが足りないなら、今の仕事の合間を縫って修行をする。

今の自分に足りない点を洗い出し、徹底的にレベルアップして、仕事を受注できるだけのスキルを身につけましょう。

クラウドソーシングなどで経験を積む

勉強することも大切ですが、実地で経験を積んでいくことはもっと大事です。

どんなに勉強をしても、いきなりその道の第一人者になれるわけではないので、地道に経験を積んでいきたいもの。

そこで、クラウドソーシングなどを利用して、実際に仕事を受けてみます。

この時、お金にこだわってはいけません。

今の目標はお金を稼ぐことではなく、「○件の仕事を受けた」という実績を作ることです。

単価が安くてもいいので、とにかく件数をこなしましょう

実績を積めば自信にもつながりますし、実績に伴って報酬も上げていくことができます。

仕事を頑張った結果、仕事が好きになることもある

仕事を頑張った結果、仕事が好きになることもある

好きなことを仕事にするなら、とにかく行動あるのみです。

というのも、好きなことを仕事にして成功している人は、最初からその仕事が好きで始めたわけではなく、縁のあった仕事を精一杯頑張っていたら、大好きになったというパターンが多いからです。

ということは、最初にどう思っていたか、きっかけはどうでもよくて、どのように取り組んだかによって結果が変わってくることもあるということです。

いくら好きだと思う仕事についても、努力を怠れば結果は出ませんし、好きだったはずの仕事が嫌いになってしまうこともあるでしょう。

ですから、最初に好きだったかどうかというよりも、目の前の仕事に一生懸命取り組むことができるかどうか、ということも大事なのではないでしょうか。

もし今、仕事が好きじゃない、本当に好きなことを仕事にすれば幸せになれるのでは?と思っている人は、今の仕事の取り組み方を変えてみると、「好き」の定義が変わるかもしれないです。

まとめ

まとめ

好きなことを仕事にするには、人並み以上の努力や熱意が必要ですし、何よりモチベーションを保てるだけの「好き」という強い気持ちが必要です。

その上で、仕事として成立させるための行動力、目の前の仕事に真摯に取り組む努力も必要です。

結局、好きなことを仕事にして成功している人は、好きなことを仕事にしたから幸せになったのではなく、幸せになるための努力を怠らなかったから、ということがいえるでしょう。

好きなことを仕事にさえすればいいのではなく、どうやって自分が努力をしていくのかが何より大事です。

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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