「仕事が怖い…」そんな風に感じて職場に行く足が重くなっていませんか?
ひどい時には、仕事に行くのが怖くて夜眠れなくなったり、仕事に行こうとすると体調が悪くなる場合もあります。
そんな風に仕事に対して辛い思いをしている人には、今どんな選択肢があるのか知っておいて欲しいのです。
この記事では、仕事が怖い原因と、仕事に行くのが怖い時の対処法、気楽になる考え方などをご紹介していきます。
Contents
なぜ仕事が怖いのか
なぜあなたは仕事が怖いのか、その理由を考えてみてください。
なぜ仕事が怖いのかが分かると、「それはあなたが自分で解決できる問題なのか」「解決できるとしたらどうしたらいいのか」が明確になります。
心が弱っている状態だと、頭が上手に働かないかもしれないですが、以下に具体例を挙げてみますので、少しでも心当たりがないか探してみてください。
ミスが怖い
ミスをしてしまったことがトラウマになっていたり、ミスが続いていると「仕事をしたらまたミスをしてしまうんじゃないか」と怖くなりますよね。
人間は自分が危険な状態の時に「怖い」と感じるようになっています。
ミスが怖いと思うのは普通の感情ですが、恐怖の感じ方が尋常じゃない、常に怖いという感情が消えない時は不安障害に陥っている可能性も高いです。
怒られるのが怖い
何か問題があった時、「問題解決」に一緒に取り組むのではなく部下を怒るタイプの上司がいます。
部下がミスをした、部下の態度がなってない、上司がたまたま機嫌が悪かった……そのような時に上司から毎回ガミガミ怒られていると、部下はだんだん辛くなってくるものです。
ただ怒ることで部下の問題を解決しようとする行動は、いわゆる“パワハラ”に当たりますから、あなたが怖いと感じるのは当然です。
特に会社で自分だけがよく怒られるような状況になったとしたら、仕事に行くこと自体が怖くなっても不思議じゃありません。
また、怒られることに対する耐性は人によって差があり、上司から周りの人と同じように接されていても、特別辛いと感じる人もいます。
仕事が終わらない
やってもやっても終わらない仕事を抱えている時もまた、仕事に向かうのが怖くなります。
ひとたび会社に出社すれば、深夜まで息をつく間もないほど忙しいのだと思うと、戦場の前線に向かう兵士になったような気がして足がすくんでしまうでしょう。
怖いと思っていても、やらなくてはならなら仕事は山積みなのだから無理をしてでも行かなくては……とどうにか仕事に向かううちに、どんどん「怖さ」は悪化していきます。
このような状況になっている人は、そもそもあなた一人が抱えている仕事の量がおかしい場合が多いので、自分だけでなく会社の問題でもあります。
人間関係が嫌だ
職場の人間関係がうまくいっていないと、職場が怖い、と感じるようになります。
ウマが合わない同僚、いじめ、セクハラetc……など職場における人間関係の問題はとても多いようです。
嫌な相手と我慢して接していると、ストレスが溜まり、仕事のパフォーマンスも落ち、いいことはありません。
明らかなイジメやセクハラではなく、ちょっと相手に苦手意識がある程度のことなら、自分が変わることで関係性が変わることもあります。
しかし、相手のことを変化させることは出来ないので、ほとんどの場合、人間関係で悩むと解決策が見えません。
結果、ただ耐えるしかないのが「怖い」という感情になるのです。
考えても原因が見つからない
漠然と「仕事が怖い」と感じるが原因がない、または原因を考えることもできない、わからないけどとにかく仕事が辛い、という時は体か心に病気を抱えている可能性が高いです。
仕事が原因かどうかは関係ありません。
とにかくあなたの体は休息を求めているので、仕事に行くと危険だ!という信号を出します。
それが「怖い」という感情の正体ではないでしょうか?
一度、健康診断とカウンセリングを受けてみてください。
仕事が怖い時、どうすればいい?
仕事が怖いと思って過ごす日々は、とても辛く苦しいですよね。
早く恐怖が消えて健やかな気持ちで仕事ができる環境にしたいはずです。
以下にあなたが出来ることを挙げていきますので、勇気を出して一歩踏み出してみてください。
原因を自分で解決できるならする
上で、仕事が怖いと感じる原因を挙げました。
その原因を解決できるかどうかを考えてみてください。
例えば怒る上司の下ではなく、別の部署に移動できませんか?
仕事の量は、上司に相談しても減らしてもらえませんか?
解決策を考える時には「相手はのことは変えられない」ということを忘れないでください。
あなたが変わってもダメなら、上司に相談してもダメなら、状況はそれ以上変わりません。
その時は職場から去ることを検討しましょう。
仕事以外を充実させる
普段から仕事のことを考えすぎていませんか?
仕事はあくまであなたの人生の一部であって、全部ではありません。
「会社員としての自分」以外の「自分らしい自分」を持ってください。
例えば、休日はなんとなく過ごすのではなく、絶対に1つは好きなことをする、と決めたり、職場以外の新しいコミュニティを作るのも効果的です。
仕事のことを忘れて楽しむ時間があれば、仕事で溜まったストレスも発散できます。
また、仕事の悩みも、職場以外の人に聞いてもらった方が客観的なアドバイスがもらえるので気が楽になる場合もあります。
カウンセリングを受ける
「仕事が怖い」と思って苦しんでいるようでしたら、ぜひ一度はカウンセリングを受けることをお勧めします。
専門の先生に悩みを聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になるものですよ。
また、心の状態が重篤な場合は、自分でどう対処するか判断が出来ないので、医師から指示を受けることはとても重要です。
ネットで心療内科かカウンセリングルームを探して受診し、今の状況について話してみてください。
会社に産業カウンセラーがいる場合は、それを利用してみるのも良いでしょう。
仕事を辞める
仕事を辞めてしまって楽になるのなら、退職することも選択肢に入れてください。
自分に合わない仕事を辞めるのは、変なことではありません。
金銭的に困っていないのなら、しばらく休んでも良いでしょう。
辛いなら、転職先を決める前に会社を辞めて、しばらく充電することも視野に入れてみてください。
あなたがもし「会社を辞めちゃダメだ」と考えているのなら、もう少し柔軟に考えてはどうでしょうか。
転職する
転職し、新天地で仕事をすることで、今の辛さが解消することもあります。
今の会社以外に、どんな職場があるのか、視野を広げてみてはいかがでしょうか。
もし、転職するのなら、同じように辛い思いをしないよう、自分にあった企業をしっかり選びましょう。
失敗しないために、転職活動の際にはぜひプロに協力してもらうことをお勧めします。
転職エージェントに登録し、相談に乗ってもらってみてください。
仕事を辞めるなら、どうしたらいい?
仕事を辞めることに決めたら、どう行動したら良いのでしょうか。
「仕事が怖い」と感じているあなたが退職すると会社に告げるのはもっと怖いと感じるかもしれませんが、あなたが仕事を辞める権利は法律で保障されています。
決まった手順を踏めば、怖がらず、堂々と退職していいのです。
①辞める日は最短1ヶ月後の期間を上司に告げる
辞めよう、と思ったら次の日から仕事に来ないでいいかというと、そうではありません。
法律上は、辞める2週間前までに会社に告げなければなりません。
また、会社の就労規則では「1ヶ月前までに言うように」と定められている会社がほとんどです。
つまり、辞める1ヶ月前には上司に伝えなければなりません。
「とにかくすぐに辞めたい」と思ったら「1ヶ月後に辞めます」とすぐに上司に言うと良いでしょう。
この時理由を聞かれると思いますが、本当のことを言う必要はありません。
「家の事情で」などとぼかしておいても大丈夫です。
法律上どんな理由であっても辞めることができるので、理由をボカすことは何も問題ありません。
②退職届を出す
辞めたいと上司に告げた後は、基本は上司から指示があり、それに従うことになるはずです。
一般的な流れは、退職することになった、と言う証明のために退職届を提出します。
会社で書き方やフォーマットが決まっている場合もあるので、上司に尋ねてみてください。
退職理由を書く欄がある場合、理由は「一身上の都合により」で構いません。
まとめ
誰でも仕事が「嫌だ」「憂鬱だ」と感じることはありますが、「仕事が怖い」状態が続くのは体と心の危険信号かもしれません。
まず、なぜ怖いのだろう?と原因を考え、次にこの記事でご紹介した対処法を試してみてください。
「怖い」原因が解消できないなら、心身の健康を失う前に仕事を辞めることも視野に入れておいてくださいね。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。