仕事が憂鬱だなと感じることは、誰しもあると思います。
しかし、憂鬱だと感じる場面は、人によって違うでしょう。
朝起きた時に仕事が憂鬱だなと感じる人もいれば、夜になると「明日仕事か…」と憂鬱になる人もいます。
そこで、パターン別に憂鬱への対処法をご紹介しますので、自分にあてはまる対処法を試してみてください。
Contents
仕事が憂鬱な朝を乗り切るための方法
朝起きて、「はあ、今日も仕事か、憂鬱だな…」と思うなら、次の3つの方法を試してみてください。
朝を快適に過ごすことが、憂鬱さを吹き飛ばすカギです。
1.睡眠の質を上げて目覚めが良くなる工夫をする
朝起きた時に、疲れが取れていないと感じると、仕事に行くのが憂鬱になるでしょう。
それならば、すっきりと目覚めて、朝から活発に動けるようにしてみませんか?
目覚めを良くするためには、睡眠時間を確保することももちろん大事ですが、睡眠の質を上げることが非常に重要です。
深い眠りを得るためには、次のようなことを試してみてください。
- 早めに眠る
- 枕を自分に合ったものに変える
- 部屋を適温にする(夏は25〜26度、冬は22〜23度くらい)
- 寝る直前までスマホやパソコンを見続けない
- 夜遅くにたくさん食べない
- 寝る前にカフェインやアルコールをとらない
- 寝る前のルーティンを作る
寝る前のルーティンとは、自分なりの睡眠の儀式です。
例えば、軽いストレッチをするとか、本を読むとか、なんでもOK。
「この行動をした後はベッドに入って眠るだけ」という流れを作るのです。
そうすると、自然と体が眠りの態勢に入り、眠りやすくなるのです。
2.朝の楽しみを作ろう
朝起きた時に、スパッと気持ちの切り替えをするために、朝が楽しくて仕方ない、目覚めるのが楽しみだ!という状況を作ります。
- とびきり美味しいコーヒーを淹れる
- インスタ映えするような朝食を作ってみる
- 朝の静かな時間を読書タイムにする
- 早起きしておしゃれなカフェで朝食をとる
- ダイエットを兼ねてウォーキングをする
- 朝風呂に入る
など、自分なりの楽しみがあると、朝が辛くなりません。
朝が快適に過ごせると、「さて、会社に行こうか」と自然に思えるようになります。
仕事中もずっと憂鬱に感じるときには?
なんとか会社には行くものの、仕事をしている間も憂鬱な気分が晴れないという人もいると思います。
そんな時は、仕事をしながら、このように気持ちを切り替える工夫をしてみてください。
1.仕事は仕事と割り切る
仕事は仕事!
お給料をもらって自分の生活を楽しむためにやっているんだ!と割り切りましょう。
別にやりがいなんて感じなくてもいいです。
とりあえず給料分の仕事をしてとっとと帰ろう、そのためには目の前にある仕事をさっさと片付けよう!と思えばいいのです。
とにかく、「早く帰る」ことに意識を集中させて、どうすればこの仕事を早く片付けられるだろうかと考えます。
すると、意外な効率化の方法を思いつくかもしれないですし、自分も早く帰ることができて、一石二鳥かもしれません。
さっさと帰って、美味しいご飯を食べるなり、趣味に没頭するなり、自分の時間を持つことに意識を向けてみてください。
2.嫌な人とは極力関わらないようにする
会社に嫌な人がいると憂鬱になると思います。
顔を見るのも嫌な人がいるかもしれません。
でも大丈夫、嫌なら仲良くしなくてもいいのです。
なるべく距離をとりましょう。
人として必要な挨拶をし、仕事でどうしても関わる必要があるなら、最低限の関わりにとどめておきましょう。
それ以外は、極力近づかないようにして、なるべく視界に入らないようにしておけば大丈夫です。
もし目の前の席にいて、どうしても視界に入ってしまう場合には、その人が気にならないくらい仕事に集中してみましょう。
そうすれば、嫌な人は視界に入らなくなるし、仕事ははかどって、これも一石二鳥です。
3.一日休みを取ってみよう
誰でも、仕事にうんざりすることはあります。
わけもなく憂鬱になったり、逃げ出したくなることもあるでしょう。
それはきっと、「少し休んでください」という心と体からのサインです。
ここは少し休みを取って、リフレッシュした方が自分のためです。
憂鬱なまま仕事をしているよりも、きっと生産性が上がるでしょう。
私が休んだら仕事が回らないのでは?と心配する人もいますが、大丈夫です。
社員が一日くらい休んでも仕事に影響はありません。
いったん仕事から離れてみると、気持ちがリセットされて、憂鬱さも薄れていくでしょう。
休日の夜に、「明日からの仕事が憂鬱だ」と思うときは?
日曜日の夜など、「明日からまた仕事が始まる」と考えるだけで憂鬱になってしまう人もいます。
いわゆる「サザエさん症候群」「ブルーマンデー症候群」と呼ばれる状態ですが、この憂鬱さをなくすには、次の3つを試してみてください。
1.休日をダラダラ過ごさずにアクティブに過ごす
疲れているからと、休みの日をゴロゴロして過ごしてしまう人がいますが、生活のリズムが乱れてしまうので、あまりよくありません。
お昼まで寝てしまい、午後もダラダラ過ごすと、夜の眠りが浅くなりがちです。
そうすると、結果的に疲れが抜けなくて、月曜日の朝が憂鬱になってしまいます。
休みの日もアクティブに過ごし、日中しっかり動くことで、適度な疲労感があってぐっすり眠れるようになります。
2.今日1日をもっと楽しむ方法を考えよう
日曜日、楽しい時間ほどあっという間に過ぎてしまうものです。
夕方になると明日のことを考えて憂鬱になってしまう人は、「まだ日曜日は終わっていない!」と思うようにしてみてください。
コップ半分の水を見て、もうこれしかないと思うか、まだこれだけあると思うか。
まだ休みは終わっていないのですから、寝る瞬間まで自分の時間をもっと楽しみましょう。
楽しいかどうか、自分の捉え方次第でどうにでもなるものです。
2.仕事終わりの楽しみを作る
明日、仕事が終わったら○○をしよう、と仕事が終わった後の楽しみを作ってみましょう。
その楽しみを心の支えにして、明日1日を乗り切るのです。
- 明日の夕ご飯は前から行きたかったあのお店で食べてみよう!
- 仕事帰りに、ウィンドウショッピングを楽しんで帰ろう!
- 明日の今頃は○○をして楽しんでいるはず!
そんな風に、頭の中を楽しい計画で満たしてみてください。
ずっと楽しいことを考えるのです。
頭の中が楽しいことで満たされていると、だんだん気分も上がってきます。
憂鬱さが少しずつ減っていくでしょう。
仕事が憂鬱な時は、自分が本当は何をしたいのか考えてみよう!
「今日のプレゼン、うまくできるかな」というような、小さな憂鬱であれば、その出来事が終われば、気持ちは元に戻るはずです。
しかし、毎朝憂鬱だとか、仕事中も毎日憂鬱だという場合には、自分がなぜそのように感じるのかを考えてみた方がいいでしょう。
今の仕事が嫌なのか、会社の人間関係が憂鬱なのか、理由は人それぞれだと思います。
その理由を放置したまま、なんとか憂鬱な気分から逃れようとしても難しいかもしれません。
自分が何をしたいのかがわかっていないと、どうすれば憂鬱から逃れる方法も見つからないからです。
ですから、あまりにも憂鬱な気持ちが続く時には、「私は本当何をしたいのか?」ということを書き出してみてください。
そして、5年後や10年後どうなっていたいのか、そこから逆算して、今何をすべきなのかを考えます。
違う部署で本当にやりたかったことをやっているとか、転職をして違う仕事でうまくいっているとか、なんでもいいです。
目指すべき目標がわかれば、今やるべきこともわかり、行動のしようがあると思います。
やるべきことがわかったら、憂鬱さなんて感じる暇もなくなるのではないでしょうか?
まとめ:仕事が憂鬱な時には気持ちを切り替える工夫をしよう
いつ、仕事が憂鬱だと感じるかによって、対処法は少しずつ違うものの、基本的には憂鬱なことに目を向けず、気持ちを切り替えていくことが大切です。
朝を楽しく過ごす工夫をしたり、仕事中はやるべきことに集中して、少しでも早く帰れるようにするなど、今すぐにでもやれることがありますので、ぜひやってみてください。
それでも憂鬱な気分が晴れない時には、今やっていることが自分にあっていないのかもしれません。
その時には、「本当にやりたいことが他にあるかな?」と考えてみるといいでしょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。