パートで働いていると、いろいろな人がいて、トラブルが起きることも多いものです。
また、派遣社員として働く人も、派遣同士、または社員との関係で悩んでいる人が多いです。
そのような中で、どうすれば良い人間関係を築いていけるのでしょうか?
どこでもつきまとう、人間関係という面倒な問題ですが、自分の行動次第で円滑にしていくことは可能です。
今回は、パートや派遣の人間関係の対処法について、お話します。
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パートの人間関係が複雑になる理由
パートとして働いている人は、年代も様々で、その職場での経験の長さも様々です。
一般の会社員のように、年齢の高い人が経験が長いというわけでもなく、50代の新人さんもいれば、30代のベテランさんもいます。
それぞれの生活スタイルも違い、家庭の状況に格差がある場合もあるでしょう。
それが、様々な軋轢(あつれき)を生んでしまうことがあるのです。
年下の先輩に従えない
人生経験が長くても、社会人経験があったとしても、後から入って来たなら、仕事を教えてもらおうという姿勢が必要です。
しかし、自分よりも年下の人に仕事を教わることが素直にできない人もいます。
年下の先輩としても、自分より年上なのに使えないと思うと、その気持ちがつい態度に出てしまう人もいて、人間関係がギクシャクしやすいのです。
様々な嫉妬が渦巻く
パートで働いている人の家庭環境は色々で、自分のお小遣い稼ぎに働いている人もいれば、生活費を稼ぐために必死で働いている人もいます。
そこで、少しでも「金持ち臭」をさせてしまうと、余計な嫉妬をされる原因になります。
また、「〇〇さんのとこの子供は私立に行っている」とか、「〇〇さんちは今年も海外旅行に行くらしい」など、プライベートな話題でも陰口を叩かれることがあるので、あまりプライベートな話はしないほうが良さそうです。
パートで良い人間関係を作るには?トラブルの対処法
パートで働く人は女性が多いので、無駄な派閥抗争に巻き込まれないように、フラットな立場を保つことが重要です。
笑顔で気持ちよく、自分から挨拶をしよう
良い人間関係を作る基本は、気持ちの良い挨拶です。
挨拶をするときは、次のことを心がけてみてください。
相手に対する先入観をいったん脇に置いて、挨拶するときはフラットな気持ちになることをおすすめします。
- 相手の目を見て笑顔で挨拶
- 大きな声で気持ちよく挨拶
この2点を心がけてみてください。
人間関係でトラブルがあると、どうやって改善しようか?と悩むと思いますが、無理に会話をしようとする必要はありません。
気持ちよく自分から挨拶をしてみよう。
そのくらいなら、できそうだと思いませんか?
「ありがとうございます」をはっきり言う
感謝の気持ちを言葉に出して、はっきりと伝えることもとても大切です。
何かしてもらった時や教えてもらった時など、誰が相手でも、「ありがとうございます」とはっきり言ってみましょう。
つい、「すみません」と言いがちなのですが、ここは「ありがとうございます」と言いましょう。
そのほうが、感謝の気持ちが伝わると思いませんか?
そして、感謝をする時も、笑顔を忘れずに!
感謝の気持ちと笑顔が人間関係を円滑にします。
プライベートな話はしない、聞かない
人それぞれ、家庭もそれぞれ。
表面上はわからなくても、色々な悩みを抱えているものです。
ですから、本人が話してくること以外、こちらからプレイベートな話題をあまり聞かないようにしましょう。
また、自分の話も、求められていない時にはあまりしない方が得策です。
自分はそんなつもりがなくても、ちょっとしたことを「自慢」と取られることもあるからです。
プライベートな話題は自分からしない、人にも聞かない、ということを心がけておけば、無駄なトラブルを防ぐことができます。
陰口大会に参加しない
人が集まると、どうしても噂話しや人の陰口を言う人が出てきますが、言いたい人には言わせておけば良いのです。
しかし、その陰口や噂話にあなたが乗ってはいけません。
陰口というのは、巡り巡って、必ず本人の耳に入ります。
しかも、尾びれをつけて、です。
あとで「私はそんなつもりで言ったのではない」「そんなことは言ってない」と言っても遅いのです。
ですから、陰口は言わない、誰かが「あなたもそう思うでしょ?」なんて言ってきても、同調しないことです。
人の陰口で、あなたにプラスになることは一つもないので、決して乗らないようにしましょう。
参加しないことで、あなたが何か言われるかもしれませんが、それなら言わせておけばいいのです。
陰口を叩くような品性のない人になってはいけません。
派遣も大変!人間関係が面倒くさくて仕事がやりづらい!
人間関係においては、派遣社員もなかなか大変です。
仕事は定時で帰れても、世渡り上手にならないと、仕事がやりづらい会社もあるようです。
派遣社員同士の関係
派遣社員が多く働いている職場だと、派遣社員同士で派閥などができ、先にいる人たちで固まったり、仲の良いグループだけで固まって、後から来た人を入れないなどのトラブルも。
大人になっても子供じみたことをして、人間関係を悪化させる人はどこにでもいるので、困ります。
社員との関係に悩む
社員の中には、派遣社員を自分たちより格下だと思っている人がいます。
そのような人とは仕事がしづらいでしょう。
態度の良くない人もいますし、自分が面倒だと思う仕事を押し付けてくる人もいて、派遣社員としては断りづらいので、非常にストレスを感じます。
社員同士の関係が悪い
派遣社員とは直接関係がなさそうですが、社員同士が仲が悪いと、それが派遣社員の仕事に影響を及ぼすことがあります。
Aさんはこういったのに、Bさんからはこう言われるなど、指示に違いが出ることもあり、非常に仕事がやりづらいです。
派遣社員が派遣先で良い関係を作るコツ
派遣社員が、派遣先の社員、もしくは派遣同士で良い人間関係を作っていくには、適度な距離感を保つことが必要です。
派遣同士の関係を良くするには深入りしすぎないこと
すでに派遣のグループができていて、入りづらいという場合には、入らなくてもOK。
自分の仕事に集中しましょう。
その人達とずっと仕事をするわけではないと割り切って、自分が与えられた仕事を全うすることにだけ集中します。
仲良くなるのはいいですが、集まって誰かの悪口を言うようなことは避けたいですし、お互いの時給などの話になると非常に面倒です。
派遣同士にも適度な距離感が必要なのです。
社員との関係は社風に合わせる
社員が派遣にどのような働きぶりを求めているか、それは会社によって違うと思います。
積極的に、社員同様に仕事に関わってほしいと思っている場合もあれば、派遣なんだから言われたことをやっていればいいと思っているところもあると思います。
社員と派遣の間に、明確な壁があるなら、あまり深入りしないで、指示されたことをきちんとこなしていこうと思えばいいだけのことです。
自分の立ち位置を把握して、どのくらいの距離感が適当かを考えて接すると、無用なトラブルに巻き込まれずに済みます。
まとめ:パートの人間関係はつかず離れずの程よい関係が理想
パートや派遣の人間関係は、程よい距離感を保ち、深入りしすぎないで適度に仲良くすることが大切です。
挨拶をきちんとする、人の陰口は言わないなど、人として基本的なことができていればそれでいい、と割り切って、あとは自分の仕事に集中しましょう。
職場は友達を作るところではないので、自分の仕事に支障がなければ気にしない、という気持ちでいれば、人間関係で悩むことも少なくなります。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。