スタートラインは同じだったのに、周りの同期はどんどん仕事を覚えて、サクサク仕事を進めているのに、どうして自分だけ仕事を覚えられないのだろう。
そんなふうに、一人で落ち込んでいませんか?
仕事を覚えられない人には、理由があるのです。
その理由がわかれば、一つずつ克服してくことができます。
今は気持ちだけが焦ってしまいがちですが、焦らずに、覚えられない原因を一つずつ潰していきましょう。
そうすれば、あなたもちゃんと仕事を覚えられるようになります。
Contents
仕事が覚えられない理由は仕事のやり方に問題がある
何度言われても覚えられない人には、このような仕事のやり方をしています。
自分に当てはまることはないでしょうか?
仕事の目的が理解できていない
上司に仕事を頼まれた時に、「この仕事はなんのためにやるのだろうか?」と仕事の目的を意識しているでしょうか?
目的がわかっていないと、最終地点(仕事のゴール)がわかりません。
ゴールがわからなければ、そこに至る道のりもわからないということです。
つまり、何をすればいいのか、よくわかっていないために、指示とは違ったことをしてしまいがちなのです。
指示通りに仕事ができないので、何度教えても覚えられないというレッテルを貼られてしまいます。
覚える工夫をしていない
仕事は、一度指示されただけでは、覚えられないものもあります。
人は忘れる生き物なので、覚えたつもりでも、「あれ、なんだっけ?」と思ったりします。
ですから、メモを取ったり、録音したり、自分なりの覚える工夫が必要です。
しかし、仕事を覚えられない人は、自分の力を過信しているところがあり、一度聞いただけでそのまま進めてしまいます。
もしくは、メモを取ってはいるけど、後から見返すこともなく、勉強し直さないので、一度聞いたことを確実に覚えていくことができないのです。
わからないことを放置する
指示を受けた時に、「これはこの解釈でいいのかな?」など、疑問に思ったことがあっても、そのままなんとなく仕事を進めていないでしょうか?
わからないことがあるのに確認せずにやってしまうと、正しいやり方を覚えることができません。
勉強不足で覚えられない
直接仕事に関わることはもちろんのこと、社会人になってからも勉強しなくてはいけないことは山ほどあります。
それなのに、指示されたことだけをやっていればいいという仕事のやり方では、知らないことが出てきた時に仕事が止まってしまいます。
知識が多ければ、仕事の理解を深めることもできて、より効率的に進めていけるようになりますが、勉強不足の人は浅い仕事しかできません。
ですからいつまでたっても、仕事が覚えられないのです。
仕事を早く覚えるには?今日からできる4つのコツ
今の仕事のやり方を変えていかないと、仕事を覚えられないまま、「できない人」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。
仕事を覚えられない人を卒業できるよう、覚えるコツをまとめてみました。
1.メモを取ってやるべきことを整理する
メモは、取って終わりにしてはいけません。
なんのためにメモを取っているのか、そこがわかっていないといつまでたっても仕事が覚えられないです。
メモを取る時には、
- 指示を受けた日付
- 指示をされた人
- 自分がやるべきこと
- 提出期限
この4つは、最低限控えておきましょう。
そして、メモは必ず見返して、理解を深め、忘れないようにすることが大事です。
その日のうちに見返して、必要なことを書き加えるなどして、「何をすべきか」ということを整理する癖をつけておくと、取ったメモを生かすことができます。
2.仕事の要点を押さえる
仕事の指示を受けたら、ゴールと道筋を明確にしましょう。
- 最終的にどんな成果物を上げれば良いのか
- そのために、自分が何をしなくてはいけないか
仕事の目的を理解し、要点をまとめます。
自分の中にしっかりとやるべきことを落とし込んでから進めれば、場当たり的な仕事のやり方ではなくなります。
そうすると、やったことが一つずつ経験として蓄積されていきますので、確実に覚えていけるようになるでしょう。
不安な時は、「こうすればいいですよね?」とゴールと道筋を先に確認すると、自分の理解が正しいかどうかがわかります。
3.わからないことは小さなことも確認する
初めてやる仕事を1回で覚えるには、わからないことをそのままにしないことが大切です。
わからないまま進めて、指示と違うことをするのも良くないですし、せっかくやったことが無駄になってしまいますから、わからないことはその場で確認する癖をつけましょう。
上司も、最初から全てを説明することは難しく、あなたが何がわかっていないのかも把握しきれません。
ですから、自分から聞いていく姿勢が大切なのです。
こんなことを聞いてもいいのかな?と不安に思うこともあると思いますが、一生懸命覚えようとしている姿勢は、相手に必ず伝わります。
小さいことでも、その都度確認をして、理解を深めていきましょう。
4.社会人になっても勉強は大事!
仕事への理解を深め、早く覚えるためには、勉強が欠かせません。
社会人になっても勉強するのか…と思うかもしれないですが、仕事をしている限り勉強は必須です。
常に、仕事に関する勉強をしておくと、新しい仕事を受けた時にも、「あ、これはこういうことか」と理解が早くなります。
仕事に関する本を読んだり、業界の情報を仕入れることも大事ですし、先輩や上司から話を聞くことも勉強です。
そして、覚えるためにはアウトプットが大事!
メモを自分なりにまとめたり、後輩に説明するつもりで資料を作ってみたりすると、理解がさらに深まります。
インプットと同時にアウトプットすることを心がけると、仕事を覚えるスピードもアップするでしょう。
仕事が覚えられない時には人の力を借りるのも大事
いくら頑張っても仕事が覚えられない、きちんとやっているつもりなのに覚えられなくてミスばかりしてまうという人は、何かが間違っているのです。
しかし、自分ではわからないので、こんな時には先輩や上司に相談してみましょう。
仕事ができる人と自分との違いを知る
周囲で、この人は仕事ができるな思う人がいれば、その人に
- 仕事を覚えるコツ
- 普段気をつけていること
- 効率的にこなす方法
- 忘れないメモの取り方
などを聞いてみます。
今のままでは、何かやり方が間違っているはずなのですが、自分一人で考えていても、何が違うのかわからないことも多いでしょう。
そんな時は、聞いた方が早いです。
自分のやっていることと何が違うのかがわかれば、対策ができます。
やっていなかったことを真似してみる
仕事を覚えるのが早い人がやっていることを、そのまま真似してみます。
ここで、自分流のアレンジを加えてはいけません。
今までのやり方で仕事が覚えられなかったのですから、自分流のやり方はいったん脇に置いて、素直にできる人の真似をするのです。
今までと違ったやり方をしてみることで、そうか、こうすると仕事が覚えられるのか!という気づきが得られるようになるでしょう。
そして、ある程度できるようになったら、自分なりの工夫をしていけばいいのです。
まとめ:仕事が覚えられない理由がわかれば対策はできる!
周りの人がサクサク仕事を進めているのに、自分だけが遅れをとっていると、気持ちが焦ってしまうと思います。
しかし、仕事を覚えられないのには何らかの理由が必ずありますので、その理由さえはっきりすれば、対策の立てようはあるのです。
理由を知り、メモの取り方を見直してみたり、仕事を覚えるのが早い人の真似をしてみたりして、どうすれば仕事が覚えられるかがわかるようになってきます。
また、わからないことをそのままにしないくせづけも大切です。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。