仕事の人間関係で悩んでいる人は多いものですが、ちょっとした気遣いで円滑にすることはできます。
巧みな話術など、特別な才能は必要ありません。
誰でもできる、簡単なコツを4つご紹介するので、ぜひ試してみてください。
また、誰でも苦手な人がいると思いますが、そんな相手とも良い関係を築く方法もご紹介しいます。
仕事ができても、人間関係を円滑にできないと、ストレスも溜まりますし、あなたの評価が下がってしまう場合もありますので、周囲と良い関係を築けるようにしていきたいものです。
Contents
人間関係を円滑にする4つの簡単なコツ
どうすればストレスなく人と付き合えるか、頭を抱えている人もいるでしょう。
しかし、人間関係を円滑にするには、ほんの少しの気遣いを心がければ大丈夫なのです。
1.陰口、噂話に加担しない
人が集まると、陰口を言う人が必ずいて、根も葉もない噂が出てくることもあります。
たとえば「AさんがBさんのことを悪く言ってるらしい」というようなことを言われた場合、あなたはどう反応しているでしょうか?
自分がじかにAさんが悪口を言っているのを聞いたならまだしも、そうでない場合には、そのような話に乗ってはいけません。
自分が人の陰口を叩いたり、噂を流すのはもってのほかですし、他人に話しにも迂闊に同調しないことです。
そのような話は、めぐりめぐって必ず本人の耳に入ります。
誰かを傷つけるような行為に加担してはいけないのです。
2.機嫌の悪さを人に見せない
疲れているときや、仕事でミスをしたときなど、イライラしてしまうことは誰でもあると思います。
しかし、あなたが機嫌が悪くても、それは他人には関係のないことですから、その機嫌の悪さを人に見せてはいけません。
ましてや、八つ当たりするようなことだけは避けたいものです。
感情の起伏が激しいと思われると、扱いづらい人だと思われてしまうからです。
常にフラットな状態でいると、接しやすい人、話しかけやすい人だと思われ、人間関係も円滑になります。
3.相手の話をよく聞く
人と話をする上で、まず相手の話を聞くというのが基本中の基本です。
人と会話をするときには、相手8割、自分2割くらいと思っておくとちょうど良いです。
自分の割合が少ないかな?と思うかもしれませんが、人は自分の話を聞いて欲しい生き物です。
そのくらいで考えておかないと、自分の話ばかりしすぎてしまうからです。
相手の話を聞いている時は、適度に相槌を打ち、ときには質問を挟み、真剣に聞くことです。
そうすると、「この人は自分のことを受け止めてくれている」と相手が感じるので、人間関係を円滑にすることができます。
4.適度な距離感を保つ
他人との距離は難しいものですが、少し仲が良くなったからといって、あまり近づきすぎるのも問題です。
相手がプライベートなことを話してきて、それを聞いている分には問題ないですが、こちらから根掘り葉掘り聞くようなことはやめましょう。
自分にとってはどうということはない話題でも、聞かれたら嫌な思いをする人もいます。
付かず離れずの適度な距離感を保つことを心がけましょう。
苦手な人との関係を円滑にするには?
普段から仲良くしている人との関係を良好に保つのはそれほど難しくないでしょう。
しかし、苦手意識のある人と良い関係を作るのは、少し努力が必要です。
無理に人間関係を円滑にしよう!と意気込みすぎると、うまくいきませんので、少しずつできることからやっていきます。
笑顔で挨拶をする
まずは、人間関係の基本である、挨拶をしっかりしましょう。
挨拶なら、誰でもできると思います。
そしてできれば、挨拶をするときに笑顔でしてみてください。
笑顔は人の心を和ませる、誰でもできる魔法なのです。
笑顔を向けられて、嫌な気持ちになる人はまずいません。
それだけでも、相手のあなたに対する印象はぐんとアップするでしょう。
相手に興味を持つ
人は、自分の話を真剣に聞いてくれる人には好意を持つものです。
では、どうすれば相手の話を真剣に聞けるようになるか、それは目の前の相手に興味を持つということです。
- 仕事以外で好きなことはなんだろう?
- 好きな食べ物はなんだろう?
- 最近読んだ本とか、見た映画はあるかな?
など何か会話の糸口になるような話題を見つけてみましょう。
嫌な出来事を引きずらない
何かトラブルがあっても、それを翌日以降に持ち越さないことが大切です。
ただでさえ苦手意識があるのに、不満な気持ちを抱えたまま、苦手な人の前に出ると、普段よりも大きなネガティブオーラがでてしまいます。
苦手な人にされたこと、言われたことは記憶に残りやすいものなので、意識して忘れるようにした方がいいでしょう。
気持ちを切り替えて、何事もなかったようにして、仕事に行きましょう。
感謝の気持ちを言葉にする
にこやかに会話ができなくても、「ありがとうございます」という言葉は言えると思います。
苦手な相手に対しても、何かしてもらったら必ず感謝の言葉を伝えましょう。
「こうしてほしい」という理想を捨てる
なぜその人が苦手なのか、理由はいろいろありますが、その人が自分の期待通りに動かないというのが理由の一つです。
上司や先輩に対して、自分がこんな頑張っているのに全然褒めてくれない、認めてくれないという不満はないでしょうか?
それは、「私をきちんとみて欲しい」「きちんと評価して欲しい」という期待があるからです。
相手が期待通りの行動をしてくれないので、なんだか嫌な気持ちになり、相手に対して苦手意識を持ってしまうのです。
ですから、他人に対して期待するのをやめましょう。
これはダメ!人間関係を悪化させるNG行為
逆に、こんなことをしたら人間関係が悪くなるという例もご紹介します。
うっかりやっていまいがちなので、気をつけてください。
会社で陰口を叩く
もし、相手が 100%悪いと思っても、それを本人の前ではなく、陰で言えば陰口です。
陰口は、必ずと言っていいほど尾ひれがついて本人に伝わりますから、タチが悪いのです。
言いたいことがあるなら、本人に言わなくてはなりません。
自分の機嫌次第で態度を変える
機嫌が良い時には当たりが優しくて、機嫌が悪い時には厳しく当たる、そのように機嫌によって態度が違う人は嫌われます。
他人に対しては常にフラットに、いつも同じように接するのが基本です。
自分の話ばかりする
会話というものは相手がいて成り立つものですから、自分ばかり話していてはダメなのです。
それがもし自慢話ならもっと悪いです。
人の自慢話なんて聞いていても楽しくないですから、誰もそんな人と話をしたくなくなってしまいます。
自分の意見や価値観を押し付けてしまう
意見がぶつかり合った時、自分の意見ばかりを押し付けてしまったり、相手の考えを変えようとしたりするのは良くありません。
意見が合わない時には、お互い歩み寄りが必要ですし、自分の中でも譲れるところがないかを考えてみましょう。
他人の考えを変えることはできないので、自分の意見を主張しすぎるのはやはり嫌われてしまいます。
人を自分の型にはめようとするのは単なるわがままですから、気をつけたいものです。
まとめ:人間関係を円滑にするには相手に対する気遣いが大事
人間関係を円滑にするというと、すごく難しいことのように感じますが、大事なのは相手に対する気遣いです。
深入りしすぎないように適度な距離感を保ち、いつも同じような態度で接するように心がけましょう。
また、相手の話は真剣に聞くことです。
人は、自分の話を聞いてくれる人に好感を持つものです。
聞き上手になって、笑顔で挨拶できるようになると、周囲の人のあなたを見る目もきっと変わってきます。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。