人の言うことに流されやすく、私は一体何をしたいのか?と迷う時。
それは自分軸を見失い、他人軸で生きているということでしょう。
ただ、あなたは今、自分軸で生きる方法を少し忘れてしまっているだけです。
自分軸とは何か?を思い出せば、迷いはなくなります。
そこで今回は、自分軸を取り戻す方法について、お話しましょう。
「もっと自分らしく生きたい」と思っているなら、自分軸を取り戻して、「ブレない私」を手に入れましょう。
Contents
自分軸を取り戻すとはどういうことか?
人には、社会の中でいろいろな役割があって、その役割を演じているうちに、いつの間にか本当の自分の気持ちがわからなくなってしまうことがあります。
家族のためにとか、会社のためにとか、人のことを優先させていませんか?
自分の気持ちを押し殺して、我慢し続けている人生が楽しいはずがありません。
もっとやりたいことをやり、自分の気持ちに正直に生きていきましょう。
それが、自分軸を取り戻すということです。
自分の意思決定を人に任せない
- これ、どうしたらいいと思う?
- これとこれ、どっちがいいと思う?
- 〜したいんだけど、どうかな?
など、常に誰かに意見を求めていませんか?
人の判断がないと動けないというのは、他人軸で生きている証拠で、とてもストレスの溜まる生き方です。
例えば、レストランに入った時、食べるものまで人に合わせてしまう人がいます。
「本当はこれ食べたいんだけど、みんながこっちを頼んでいるから…」
これはまさに、他人軸です。
自分のことなのですから、自分の意思を優先させていいのです。
他人からどう思われるかを気にしない
こんなことを言ったら、こんなことをしたらどう思われるか。
そんな風に人の顔色を伺ってばかりいませんか?
確かに、自分の意見や行動を否定されることは面白くないですし、嫌な気持ちになります。
しかし、大事なのは、自分の気持ちです。
他人が何を言おうと、どう思おうと、自分がやりたいと思ったことはやればいいのです。
- ヒップホップダンスを趣味で始めてみよう!
- 今まで黒っぽい服ばかり着ていたけど、本当はピンクが好き!もっとポップな色の服を着よう
そんな風に、自分の喜びを優先できるようになると、無駄に他人と自分を比較して落ち込むこともなくなります。
自分の気持ちに逆らわないこと
- 本当はこうしたいのに、相手のことを思ったら我慢したほうがいい
- 本当はやりたくないけど、波風を立てないためにはこうしたほうがいい
そんな風に、自分の意思を曲げて、他人を優先させていませんか?
それは、自分の気持ちに嘘をついているということです。
本心に逆らって生きても、きっと幸せにはなれないでしょう。
ありのままの自分の気持ちを大事にできると、自分という存在そのものを大事にできるようになります。
自分に自信がついてきて、「もっとやってみよう!」と前向きな気持ちが沸き起こってくるでしょう。
行動力もついてくるので、どんどん夢や目標が叶うという楽しみも増えます。
自分軸を取り戻すために今日からできる5つのこと
今まで他人軸で生きてきたと思うなら、今日からでも自分軸を取り戻しましょう。
慣れるまでは少し時間がかかりますが、少しずつでもいいので、前進していきましょう。
今の自分を受け入れる
自分軸を取り戻すためには、人に流されないようにすることが大切です。
ですから、「今、ここにいる自分」をそのまま受け入れるようにしてください。
人の基準で、自分の価値を判断しないためです。
できないことがあってもいいし、嫌いなところがあってもいいのです。
そんな欠点も全て含めた全てが「私」なのだと、等身大の自分を受け入れてください。
最初は難しいですが、「私は私」と思えるようにするための大事な一歩です。
自分の意思でできたことをメモする
ものすごく、簡単なことでいいのですが、「やりたい」と思ったことが実行できたらメモしてみます。
例えば、今日は残業しないで早く帰りたい!と思った時。
いつもなら、周りに人がいると気を使ってしまい、自分も残業してしまうということが多いけれど、今日はさっさと仕事を終えて帰宅できたとか。
何か、自分の中から沸き起こってきた気持ちに正直に行動できたことなどを、貯めていくのです。
後から見返すと、ああ、こんなに色々できるようになってきたなと、自信がついていくでしょう。
SNSなどをあまり見ないようにする
ネットの情報は、有益なものもたくさんありますが、そうでないものもあります。
特に、SNSは気をつけなくてはなりません。
- 自分が好きなお店やアーティストの情報を得る
- 写真を撮ってアップするのが好き
など、目的があればいいのですが、人の反応が欲しくてやっているなら、離れたほうがいいでしょう。
SNS疲れという言葉が示す通り、人にいいね!と言われたくてやっていると、反応がない時に心が疲れてくるからです。
自分の意思を優先させる癖をつける
あなたが、「これは他人軸になっているな」と感じるポイントをチェックしましょう。
- 本当はそう思っていないのに「いいですね」と言ってしまう
- 「あなたのため」と言われると納得してしまう
- 自分が好きではない人にも嫌われるのはいやだ
このように、他人軸になっていると思う点を一つずつ自分軸にしていきましょう。
例えば、「あなたのため」というのは、他人をコントロールしようとする人がよく使う言葉ですが、あなたのためではなく、実は自分のためを思っているのです。
どんなことを言われても、「私はどうしたいのか?」ということを最優先で考える癖をつけましょう。
- 私はなぜこの服を着たいのか?
- 私はなぜこの仕事をしたいのか?
- 私はなぜ休日を家で過ごしたいのか?
など、自分がやりたいことの理由を考えてみると、心の奥底に隠された本当の気持ちにたどり着くことがあります。
それがわかれば、他人を基準に考えることもなくなり、自分の目的や夢を大事にできるようになるでしょう。
「いい人」をやめる決意をする
進んで人に嫌われようとする人はいませんが、嫌われたくないという気持ちが強すぎると、自分の気持ちに嘘をついてしまうことがあります。
ですから、「いい人」でなくてもいい、と思うようにしてください。
自分の思いを正直に伝えてしまったら、よく思われなくなることもあるでしょう。
しかしそこで、思ってもいないことを言って相手に合わせるのは「他人軸」です。
自分軸を取り戻すために、いい人を卒業する決意をしましょう。
自分軸で生きることと自己中は違う!
自分軸で生きるというと、それはわがままなのではないか、自己中心的な生き方なのではないかという人もいますが、それは見当違いです。
- 自分軸で生きる:自分と他人を区別し、自分の気持ちを大切にした生き方
- 自己中:自分の意見を押し付け、他人を支配しようとする生き方
つまり、自分と他人を混同して、客観的に物事が見られない。
自分の考えを他人も理解してくれるはず、と思って行動するのが自己中です。
駄々をこねている幼児と同じです。
それに対して、自分軸で生きている人は、自分も大切にするけれど、他人も同じように大切にします。
ですから、意見が違うことがあっても、「私は私、人は人」というようにきちんと分けて考えることができるのです。
自分軸と自己中、似て非なるものですから、自己中になっていないかな?と心配になったら、人に自分の意見を押し付けていないかを考えてみると、わかると思います。
まとめ:自分軸を取り戻して自分らしく自由に生きていこう
他人軸で生きていると、人の顔色ばかり伺って、思っていることも言えず、自分の正直な思いに蓋をしてしまいがちです。
人から嫌われることは少ないかもしれないですが、あまり楽しくはない生き方です。
自分軸を取り戻せば、自分の気持ちに嘘をつかず、何にも縛られずに自由に生きていくことができます。
私は私、あなたはあなたと、他人との適切な距離を取ることもできますから、結果的に人間関係がうまくいくことも多くなるでしょう。
もういい人でいなくてもいいのです。
他人に流されず、自分らしく生きていきましょう!
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。