仕事をしていると悔しいと感じる場面は多々あるもの。
常にうまくいくことの方が不自然だと言っても過言ではありません。
悔しいと感じていても仕事は常に舞い込んできますから、気持ちを切り替えてうまく自分のモチベーションを保っていかなくてはなりません。
悔しい思いをしたときには、同じことがこの先起こらないように今後の対策を取りましょう。
そうすることでビジネスパーソンとしてさらなる成長が見込めます。
ここでは、実際にどのようにして悔しい感情を成長に繋げていくことができるのかに注目してみましょう。
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悔しいと思うのは仕事に真剣に取り組んでいる証拠
悔しさの感情は、自分が思うように物事が運ばないときに湧き出ることがほとんどです。
仕事において悔しいと思うのは、本来自分がやり遂げたかった仕事が何らかの原因で完了できなかった場合や、活躍できるチャンスを逃してしまった場合など、さまざまなケースがあります。
いずれにしても仕事に対しての思い入れが強く、目標を達成したい気持ちが強くなければ悔しいと思うこともありません。
悔しいと思うときには、その感情を否定する必要はありませんし、むしろ悔しいと思うことは裏を返せば仕事に真剣に取り組んでいる証拠だと考えましょう。
生半可な気持ちで仕事をしていれば、悔しさを感じることさえありません。
意識が高いからこそその感情が芽生えると思えば、悔しい感情も受け入れやすくなるのではないでしょうか。
悔しい感情はレベルアップのチャンス
ピンチはチャンスだと言いますが、悔しいという感情が起こったらそれはチャンス到来だと思いましょう。
悔しい感情自体は心地よいものではありませんが、その感情をバネに成長できるきっかけになるのは事実です。
仕事でミスしたことにより会社に損失を与えてしまったとすれば、ミスをした自分を恥じるでしょうし、後悔の念に苛まれるでしょう。
失敗したことが悔しいと感じるなら、次からは同じことが起こらないように対策を考えましょう。
それを繰り返すことで、ビジネスパーソンとしてのあなたのレベルは確実に高くなっていきます。
悔しさを感じることは悪いことではなく、むしろあなた自身にとって成長のチャンスだと思えばポジティブに考えられるのではないでしょうか。
悔しい気持ちから学び自身の成長に繋げた4つの体験談
仕事上の出来事に対して悔しいと感じるときがあるのは自然なこと。
ですが、この感情を長く引きずってしまうと気持ちよく仕事に打ちこめなくなるなどの影響が出る可能性があります。
ここは上手く気持ちを切り替えてポジティブな精神状態で再度仕事に取り組みたいところ。
悔しいと思ったときが成長のチャンスでもあります。
ここでは4つの体験談を紹介します。
それぞれのケースにおいて、悔しい感情をいかにして成長に繋げているのか、その点に注目してみましょう。
ケース①悔しいと思う原因を書き出して理由を明確にする
「仕事がうまくいかず悔しいときは、なぜそう思うのかを書き出すことにしています。
そうすることで自分が何に悩んでいるのか、どの点において悔しいと感じているのかがハッキリ見えてくるため、頭の中が整理されて気持ちも落ち着いてきます。
問題を明確にすることができるので、同じミスを繰り返すこともなくなりました。(28歳女性)」
悔しいときには悔しいと思う原因がありますが、それを紙に書き出してみるのもひとつの方法です。
書き出すことで問題点が可視化されるため、何が原因で悔しい思いをしているのかが自分自身で納得できます。
ケース②ミスが原因であればそのミスが起こらない方法を考える
「ちょっとしたミスで人にかなりの迷惑をかけてしまい、自分が情けなくて悔しい気持ちになりました。
何でこんなミスをしてしまったのかと落ち込みましたが、このときになぜミスが起こってしまったのかを考えたことで、それ以来同じミスをすることはなくなりました。
今思えばあのときミスをしていたからこそ、以前よりももっと注意深く確認を重ねるようになったので、逆に良かったのかもしれないとも思っています。(29歳女性)」
ミスをしてしまったことは変えられませんが、今後同じミスを繰り返さないための対策は考えることができます。
悔しいと感じたのであれば、二度と同じことを繰り返さないようにミスが起こらない仕事の仕方を考えましょう。
ケース③プライベートでストレス発散する
「営業成績が落ち込んでいて調子が振るわない期間は、とにかく悔しかったです。
他の営業スタッフの成績と自分を比べて落ち込むことも多く、仕事に対して嫌気がさしてきていました。
このままでは仕事を前向きに続けることができないと思ったとき、思い切ってプライベートの楽しみ方を変えてみたんです。
これまでは体を休めるための休日でしたが、趣味を作り積極的に出かけるようにしました。
何となく気持ちが明るくなり、リフレッシュできたんだと思います。
仕事のこともポジティブに考えられるようになり、そうこうしているうちに営業成績も持ち直してきました。
やはり仕事ばかりでは身がもたないですね。
息抜きの大切さを知りました。(35歳男性)」
仕事をする以上、思うように成果が上がらず悔しい思いをすることはこの先も時にはあるでしょう。
息抜きの方法を自分なりに確立しておくのも大切なことです。
自分に合ったリフレッシュ方法を見つけ、定期的にストレス解消することにより、気持ち良く仕事に打ち込むことができるようになるでしょう。
ケース④誰にでも失敗することがあって当たり前だと理解する
「自分はミスをすることがないという自負がありました。
同じ仕事を10年続けているのもあり、新人のようなミスなど自分には無縁だと思っていたのです。
そんなある日、ベテランと言われる立場ではあり得ない様な初歩的なミスをしてしまい、とても悔しい思いをしました。
部下に合わせる顔もないと思い次の日出社するのも嫌なくらいでした。
ですが、先輩から言われた『疲れてたんだよ、誰にだって失敗することはあるから』という一言で救われました。
開き直るわけではありませんが、過ぎたことを悔やんでも仕方ありません。
今後同じことがおこらないように、気持ちを入れ替えて初心に帰って丁寧に仕事をしようと思えるようになりました。(32歳女性)」
特に長く働いていると、業務に慣れているせいか仕事が雑になってしまうこともあるでしょう。
どれだけ仕事に慣れていて仕事ができる人でもミスをすることはあります。
これは至って自然なことです。
人間は機械ではありませんし100%正確にミスなく仕事ができるはずはありません。
仮に仕事で失敗してしまったとしても、その時に必要以上に自分を責めすぎないでください。
原因を追究して今後に活かせることができれば、そのミスは無駄にはなりません。
大切なのは失敗から学ぶことです。
まとめ
仕事で悔しいと思うとき、そこにはさまざまな理由があります。
悔しい感情はあなたが意欲的に仕事に取り組んでいるからこそ湧き出てくる感情です。
この悔しさをバネにしてさらなる成長を遂げるためにはやるべきことがあります。
悔しいと感じたときこそ成長のチャンスです。
ここで紹介した4つの事例を参考に、悔しい気持ちを悔しいままで終わらせず、自らの成長に繋げられるようにしましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。