仕事とプライベートを両立させたいけれど、仕事が忙しくて自分の時間を持てない人が多いのではないでしょうか。
特に家庭のある方は、家事や育児に追われてしまい、家族とゆっくり過ごしたり自分の趣味の時間を持つことはとても難しいでしょう。
1日は誰にとっても24時間しかありません。
ではどうすれば良いか?
仕事のやり方を見直すことで、足りなかったプライベートの時間を捻出できるようになります。
今すぐに、時間の管理の方法を見直してみませんか?
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仕事とプライベートを両立させることで人生は充実する
周りも一生懸命仕事しているし、プライベートも充実させたいと思うことはわがままなんだろうか。
そんなふうに思っていませんか?
確かに一昔前までは、どんなことがあろうとも仕事が優先という人が多かったかもしれません。
しかし最近では仕事とプライベートを両立させたい、いわゆる「ワークライフバランス」を重視する人が増えています。
不動産事業を手がけるオウチーノ総研が首都圏の未婚男女(20〜39歳)およそ650名に調査を行ったところ、「仕事とプライベートを両立したいと思うか」という質問に対し、9割近い人が「そう思う」と答えたそうです。
仕事だけでは良い人生とはいえず、仕事もプライベートも充実してこそ豊かな人生が送れると考える人が増えているようです。
確かに、仕事だけの人生なんてつまらないですよね。
プライベートより仕事が優先だ!という古い考えの上司もいるかもしれませんが、もうそんな時代ではないのです。
仕事とプライベートを両立させるメリット
仕事とプライベートを両立させることは、仕事のモチベーションを維持するためにも役に立つのです。
休みの日にどこへ出かけようかと考えるだけでも楽しいですよね。
週末に楽しみが待っていると思えば仕事も頑張れます。
また、サークル活動など仕事以外のお付き合いがあると、交友関係も広がり、人生に幅が出てくるでしょう。
人生は仕事を辞めても続きます。
これからの長い人生、仕事関係以外の友人や知人もとても大切な存在になってきます。
とにかくたくさん仕事をすればいいのではなく、メリハリをつけて仕事をし、仕事以外の楽しみがあることによってまた月曜日から会社に行く元気が出てくるのです。
働く環境は変化している
昔は男性が外で働き、女性は専業主婦として家庭を守るというライフスタイルが当たり前でした。
お給料が右肩上がりだった時代はそれでも良かったのかもしれません。
女性は家事に専念し、自分のペースでプライベートの時間を作ることもできたでしょう。
しかし今は昔とは環境が違い、共働きでなくては家計を維持できない家庭も増えています。
仕事もしながら、家事や育児もこなさなければならない状況で、さらにプライベートの時間までは確保できません。
働きづめで全く気持ちに余裕が持てないライフスタイルになっている人も多いでしょう。
忙しい現代だからこそ、人生を豊かにするためにプライベートの時間を確保することが求められています。
仕事とプライベートを両立させられない3大理由
仕事とプライベートを両立させたいと思っている人が多いのに、それを実現できないのはなぜでしょうか。
その理由は働く環境の悪化にあると考えます。
うちの会社もそう!と思い当たることがありませんか?
1.残業が多い
残業が多いと物理的に時間がなくなり、プライベートの時間を確保するのも難しくなります。
1日は24時間しかなく、そのうち8時間は会社にいるわけです。
通勤時間や休憩時間、睡眠などを除くとプライベートに使える時間は8時間も残らないですよね。
残り少ないプライベートの時間がさらに残業で奪われてしまったら、仕事一辺倒の生活になってしまいます。
2.有給が取れない
忙しすぎてせっかくある有給休暇を取れないのも、プライベートに影響します。
休みが取れないという思いが精神的にもストレスになりますし、仕事を離れてゆっくりとする時間を持てないこと疲労もたまり、仕事に向かう元気が出てこなくなってしまいます。
3.給与が低い
ある程度生活に余裕があることでプライベートも楽しめるようになるのですから、お給料も仕事とプライベートを両立させるための重要な要素です。
遊びに行くお金がないためにプライベートを充実させられないと、せっかく休みがあっても両立させているとは言い難いでしょう。
プライベートの時間を確保するための6つの方法
では、プライベートの時間を確保するにはどうすればよいのでしょうか。
それにはまず時間の管理の方法を見直すことから始めて、仕事のやり方についても考えてみることが大切です。
今の仕事の進め方でいいのか、今の仕事を続けていてもいいのか、自分の働き方について考え直してみると無駄な部分が見えてくるので、プライベートの時間を確保できるようになります。
1.時間の管理を考え直してみる
残業が多いという場合には、まず今の仕事のやり方が本当にそれでいいのか?というところから考えてみましょう。
もしかしたらやらなくていいことをやっているのかもしれませんし、効率の悪い仕事のやり方になっているのかもしれません。
時間の管理の仕方を変えると無駄なことが見えてきますので、1日ダラダラと仕事をしてしまうということを防げます。
具体的には、一度にあれこれ手をつけるのではなく、おおよその1日の仕事の流れを決めることです。
大きく分けて、朝やるルーチン作業、午前中、午後と分けて仕事を割り振ってみます。
<例>
・朝メールを確認し、必要な返信をする
・午前中は頼まれていた仕事を仕上げて報告する
・午後は翌日の会議の資料作りをする
効率的に仕事ができるようになれば残業を減らすこともできるでしょう。
2.前日に目標を立てておく
朝会社に着いてから「さて何をしようかな」と考えるのは時間の無駄です。
デスクに座ってすぐに仕事に取り掛かり、目標を達成するためには、前日から「次の日は何をするか」ということを決めておくのです。
そして翌日の目標を立てる前に大事なことがあります。
それは、短期的な目標と長期的な目標をセットで考えておくということです。
具体的には、1ヶ月単位の仕事の目標があり、それに伴う今週の目標があり、さらにそれを細分化して「今日の目標」にたどり着くということです。
ですから毎月の仕事の目標やタスク管理をきちんとしつつ、そこから「今日やるべきこと」を決め、退社する前に「明日はこれから取り掛かろう」と決めておくのです。
そうすると、時間を無駄にすることなくスタートダッシュができるでしょう。
3.仕事にメリハリをつける
集中力を持続させるためにも、仕事にはメリハリが必要です。
昼休みまで仕事をしてしまうとか、家にまで持ち帰らないようにしましょう。
プライベートの時間を大事にしたいなら、気持ちを切り替えてプライベートはプライベートと割り切りましょう。
短い時間であっても「この時間は仕事をしない!」と決めることで、気持ちもリフレッシュできます。
4.プライベートの予定もしっかり立てる
仕事に一生懸命取り組むことは大切ですが、プライベートの時間が欲しいなら自分で作り出す工夫が必要です。
仕事以外のプライベートの予定もしっかり組み込んで、それを実現するためにはどうするか?ということを常に考えるようにしてみてください。
「明日は絶対に定時で上がってコンサートに行くんだ!」と決めていたら、日中必死で仕事をしますよね。
残業しないという強い気持ちで仕事に取り組むことで、プライベートの時間をしっかりと確保できるようになっていきます。
5.断る勇気を持つ
真面目で、人から頼まれると断れないという人もいると思います。
しかし、仕事は本来割り当て、担当があり、自分が割り当てられた仕事をきちんとしていれば良いものです。
もちろん、自分に余裕があるのなら、人の仕事をサポートするのは悪いことではありません。
しかし、仕事とプライベートが両立できていないと感じているのなら、人の仕事を手伝っている場合ではないでしょう。
今は余裕がないと思っているときに仕事を頼まれても、断る勇気が必要です。
6.転職も視野に入れる
どんなに頑張っても個人でできることには限界があります。
仕事の効率化も頑張ってみたけれど人が足りなすぎることもありますし、会社の風土として長時間労働が美しいと思っているようなところも未だにあります。
お給料も、頑張れば上がるというものではないので、仕事の環境を考えて、そのまま働き続けてもプライベートとの両立ができないと思ったら、転職も考えてみてください。
より良い環境を求めて転職するのは自分にプラスになることです。
良い条件の転職先が見つかったらすぐに応募できるよう、スキルを身につけ、準備を怠らないようにしましょう。
まとめ:仕事とプライベートの両立には無駄を省くことが大事
仕事とプライベートを両立させるためには、まず今の仕事のやり方を見直して無駄を徹底して省くことです。
無駄な仕事が短時間のものでも積もり積もって山となります。
その無駄を省き、効率的に仕事を進めることで、今よりもプライベートな時間を確保しやすくなるはずです。
週末は何をしようか。
そんな楽しみを胸に、さっさと仕事を終わらせてプライベートな時間を楽しめるようになるといいですね。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。