仕事の悩み

仕事で劣等感を覚えた時はチャンス?2つの劣等感から生じる逆転の法則とは

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仕事中、同僚に対して劣等感を覚える・・・

身の回りの同級生と比べて給与や役職が低い・・・

現在こういった悩みを抱えている方は、実は今、人生における分岐点に立っているのかもしれません。

今はネガティブな感情を抱いていても、この記事を読んでみてください。

あなたの持つ劣等感を昇華させることで、今後の働き方や、仕事に対する意識を180度変えることができるでしょう。

仕事における劣等感とは

比較による自己分析

劣等感とは、そもそもどのような感情のことを言うのか整理してみましょう。

何かと自分を比較したとき、自分の方が劣っていると感じることを劣等感と呼ぶんですね。

さらに比較の対象や、劣等感の感じ方、シチュエーションによって更に細分化することができます。

その中の1つが、自己分析による比較をすることで抱く劣等感です。

これは、具体的なデータや比較対象に基づいた劣等感で、自分よりも仕事ができる自分よりも成功しているといった感情を他人に対して抱くことが多い傾向にあります。

後述しますが、こちらの劣等感に関しては、抱いていてもいい劣等感に分類されます。

そして抱いたままではまずいのが次の劣等感です。

決めつけと思い込み?

意外と多くみられるのが、決めつけや思い込みによる劣等感です。

これはデータや分析ではなく、単に自分は他人と比べて劣っている自分は周りから嫌われているといったネガティブな思い込みによって生じていることが多く、こちらは一人で考えすぎることによって泥沼化してしまう場合もある、扱いの難しい劣等感です。

人間が抱く劣等感の種類は、大まかに分類すると、先ほど紹介した自己分析と比較によるものと、ネガティブな思い込みによるものの、2パターンしかありません。

2パターンしかないということは、覚えることはたったの2つでいいということです。

2つのポイントさえ押さえれば、すんなり発想をひっくり返すことができるようになります。

では改めて、2つの劣等感について認識できたところで、もう少し深く探ってみましょう。

仕事で劣等感を抱くシチュエーション

同僚と自分の差

仕事中に劣等感を抱く理由として、最も多いのが、この同僚に対する劣等感です。

では具体的に同僚のどういった部分に劣等感を抱くのでしょうか。

・職場での人望、コミュニケーション能力の差

例えば、自分より友達の多い同僚に劣等感を抱くことはありませんか?

または自分よりも後輩から慕われているなあ・・・と思うことは?

もしくは同期なのに自分より評価されているなあ・・・と思うことはありませんでしたか?

思い当たることがあった場合、その方はあなたよりもコミュニケーション能力や人望があると言えるのでしょう。

確かにその同僚は、相対的にあなたよりもそういった部分が優れているのかもしれません。

いえ、きっと優れているのでしょう。

何しろあなた自身が分析した結果ですから。

・扱える仕事の幅、専門性の高いスキルの差

例えば扱えるソフトウェアやハードウェアの種類が多いだとか、あれば便利な資格を持っているだとか、担当するクライアントの数が多いだとか、とにかくあなたが劣等感を抱く相手は、あなたよりも仕事ができる、上から、もしくは顧客から、あなたよりも仕事をさせて貰えるだけの根拠を持っているのでしょう。

あなた自身が気づいているのですから、きっとその通りなんです。

・給与、扱いの差

例えば単純にあなたよりも給与の支給額が高い

あなたよりも評価されている

なんならあなたよりも既に立場が上であるのかも知れません。

今挙げた3つはどれも正しい劣等感です。

なんの後ろめたさも感じる必要はありません。

事実として劣っていると認識しているだけなんですから。

むしろ、そこに劣等感を抱くということは、あなたには向上心があるいう現れでもあります。

自己と他者を比較したうえで冷静に、自分は劣っていると分析できているというだけなのです。

あなたは冷静で賢く、データを見比べた上でシビアに優劣をつけました。

だからこそ、仕事について劣等感を抱くということは、気持ちの上で負けていない証拠です。

結果として劣っているを打破したいという、向上心に基づいたポジティブな感情であると言えます。

この場合は何をどうすべきなのかはとてもシンプルで、もうほとんど答えが出ているのですが改めて言葉にしてみましょう。

事実に基づいた劣等感に対する向き合い方を変えるだけです。

ではどのように変えていくのか。

劣等感に対する5W1Hを洗い出し、順番に実践して解決していく

これだけです。

※5W1Hとは?

When(どんな時)
Where(どんな場所で)
Who(誰が/誰に)
What(なにを/どんなことを)
Why(なぜ)
How(どのように)

つまり、どんな時抱く劣等感なのか?

どんな場面で抱く劣等感なのか?

誰に対して抱く劣等感なのか?

どんな劣等感を抱いているのか?

なぜ抱いているのか?

どのようにして劣等感を抱いているのか?

これを順番に洗い出し、順番に片付けていけば、あなたの劣等感は消えて無くなります。

原因を洗い出して1つずつ解決しているのだから当然ですね。

他者と比べて劣っていると感じている部分が無くなったとき、あなたが劣等感に苛まれることは無くなります。

そうすると、更なるステップアップが見込めることでしょう。

では次は、難しい方の劣等感はどのようにして発生し、どのようにして解決すればいいのか考えてみましょう。

仕事で抱く理想と現状の差

具体的なデータや明確な他者と比較して抱いた劣等感ではなく、自分の現状が自分の理想に届いていないという自己嫌悪に近い劣等感です。

これを解決するには、まず理想が高すぎるという点と、自己評価が低すぎるという点を認識するところから始めましょう。

端的に言って、あなたが抱いている劣等感は、「これが出来ないといけないのに・・・」「自分はこんなにダメだ・・・」といった根拠や理由のないものではありませんか?

自分が勝手に決めた理想に追いつけないなんて不毛なことで悩んでいるのではありませんか?

もしそうであるならば、あなたが思い悩む必要はありません。

もしくは、あなたが抱いているそれは向上心です。

先述した向上心よりも過剰なものではあります。

未来を見ているから現在の自分がちっぽけに見えているだけです。

行きすぎた向上心と劣等感はよく似ていて、境界線が曖昧なものなのです。

最初に扱いが難しいと述べたのは、あなた以外の誰にもその劣等感、向上心は認識できないからです

しかしどれだけ悩む必要はないと説明しても、あなたが劣等感と認識している以上、あなた自身がどうにかする以外に解決策はありません

どうしても悩んでしまう、劣等感に苛まれている、と感じてしまう真面目なあなたが現状から抜け出すには、自分の足元を確認することが重要です。

・今のあなたにできることとできないこと
・理想のあなたにできること

これらを今一度認識し直すことで、どの部分に理想と現状の乖離が生じているのかを確認し直してみましょう。

確認が終わったら、あなたは今から理想のあなたに近づいていく毎日を送るだけで、日々劣等感からの解放を感じられるはずです。

これを適切な向上心と呼びます。

また、劣等感から解放されていく感覚を、達成感と呼びます。

まとめ


2つの劣等感から生じるチャンスをもう一度おさらいしておきましょう。

・劣等感の種類を見分ける(劣等感?向上心?)
・分析して順番に改善していくor少しずつ理想の自分に近づいていく

劣等感というものは意外と単純な問題で、そこまで思いつめるようなことというよりは、むしろ自分磨きのチャンスだということがわかっていただけたかと思います。

もし身の回りに似たような悩みを抱えている方が居たら教えてあげて下さいね。

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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