仕事が忙しく常に仕事に追われている状態は気分の良いものではありません。
余裕のない状態で仕事を続けていると、いつか重大なミスを犯してしまうことも十分にあり得ます。
今仕事に対して常に余裕がないと感じているのであれば、それを放置せずに改善する方法を考えていきましょう。
ここでは仕事に余裕がないときに見直すべき5つのことについてお話していきます。
ぜひ参考にされてみてくださいね。
Contents
仕事に対して余裕がないとはどのような状態?
余裕がないというのは体感的な表現なので、少々曖昧なところがあります。
仕事に対して余裕がないと感じる状態は、言い換えれば「仕事に追いかけられているように感じる」状態。
仕事が終わらないストレスや、難しい仕事を任されてそれをやり遂げなければならないプレッシャーから、このような状態になってしまうことが多いです。
基本的に余裕がないと感じる場合、体力的に余裕がない状況と精神的に余裕がない状況のどちらか一方から始まるケースが多いです。
そして、次第にそれがもう一方にも影響してくるため結果的に体力的にも精神的にも余裕がなくなってしまいます。
体力的に余裕がなくなるときは、その原因が仕事量にある場合が多いです。
時間内に仕事が終わらず残業が続くと、次第に体力の限界を感じるようになり、結果として仕事に余裕がない状態に陥ってしまいます。
一方、精神的に余裕がなくなるときは、仕事内容ではなく人間関係のストレスから心が疲弊してしまうケースも多く、体力的に余裕がないケースと比較するとこちらの方が要因はさまざまです。
余裕がないと感じたら見直すべき5つのポイント
今の時点で仕事に対して余裕がなく、疲れを強く感じるようになっているとしたら、見直すべきは今からお話しする5つのポイントです。
これらをすべて見直すことで、余裕がないと感じる状態が改善されるケースは多いため、試してみる価値はあるでしょう。
ポイント①仕事の段取りを見直そう
仕事が早い人と遅い人の違いは段取りの仕方によるところが大きく、同じ仕事内容でも余裕をもってこなしていく人は段取り上手な人と言えます。
仕事に取り組むとき、目の前の仕事からやみくもに手を付けていくよりも、優先順位を決めて取り組んでいく方が効率は上がります。
毎朝、「今日中に終わらせること」をメモに書き出してみましょう。
そして、その中で時間のかかりそうな仕事とすぐに終わらせることができそうな仕事を見極めてみてください。
それからどの順番で業務に取り組むかを決めましょう。
番号をメモに書いておくと分かりやすくておすすめです。
ひとつの業務が終わったらメモにチェックを入れて次の業務にうつります。
このように段取りを決めてから毎日の仕事に取り組むだけでも、仕事の生産性は大きく変わるはずです。
ポイント②特定の業務に時間がかかる場合はその取り組み方を変えよう
段取りを考えて仕事をしても、何かひとつ極端に時間のかかる業務があればそこで大きく時間を割いてしまい、結果として残業に繋がってしまいます。
このような、「極端に時間がかかる業務」があれば、その点に注目してみてください。
なぜその業務にそれだけの時間がかかるのかを考えましょう。
もしかするとその業務は、あなたの力量では少し難しすぎる業務なのかもしれませんし、単にうまくこなすことができない苦手な業務なのかもしれません。
難しいと感じれば、その業務がスピーディーにこなせる先輩や同僚に相談しましょう。
取り組み方を少し変えてみるだけで、その業務にかかる時間を削減できるかもしれません。
あなたが知らないだけで、その業務を驚くほど楽にこなせる方法がある場合もあります。
できないことや苦手なことは、それを得意としている人に聞くのが一番です。
ポイント③仕事量が適切であるかを見直そう
段取りよく業務をこなそうとしてもどうにも改善できない場合、もしかするとあなたに課せられた業務量自体が多すぎる可能性も疑わなければなりません。
同じ部署で同じ立場で仕事をしている同僚たちの仕事量と比べて、あなたに課せられている仕事量が多いなら、当然他の同僚よりもあなたの方が負担は大きくなります。
仕事量が多いと余裕がないと感じるようになるのは当然です。
そして、周りと比べてあなたの仕事量が多ければそれは不公平だとも言えます。
もしもあなたが仕事に対して余裕がないと感じる主な理由が仕事量にあり、他の人と比べてあなたの仕事量が多ければ思い切って上司に相談してみましょう。
ポイント④職場の人間関係を客観的に見直そう
人間関係のストレスは、精神的に大きくのしかかってきます。
仕事は通常通りこなしているつもりでも、常に職場での人間関係に悩みながら業務をこなしていると、心に余裕がないと感じるようになるでしょう。
人間関係に悩むときは、具体的に何がどのように問題なのかを明確にし、それを解決する方法を考えなくてはなりません。
特定の先輩から仕事を押し付けられる、あきらかに嫌がらせをされる、など精神的苦痛を与えられている場合はそれをずっと我慢し続ける必要はありません。
ましてや、それにより通常業務に差し支えて仕事の効率が下がってしまうのであれば、一刻も早く解決する必要があるでしょう。
まずは誰かに聞いてもらうことから始めてください。
話すことは勇気のいることかもしれませんが、その一歩が心の余裕を取り戻すと思えばきっとできるはずです。
ポイント⑤気分転換の方法を考えよう
仕事は多かれ少なかれストレスのたまるものですし、ある程度は自分自身で受け流すすべを身につけておくことも大切です。
仕事に対して余裕がなくなるときには、ストレスを受け流すことが上手くできていない場合が多いため、この方法を今一度考えてみる必要があります。
そこで有効なのが気分転換です。
仕事で余裕がないと感じるときこそ、プライベートでの気分転換が重要。
休日の過ごし方や仕事アフターの過ごし方を見直してみると良いでしょう。
余裕がないときはどうしても体力的に元気が湧かず、休日は寝てばかりで体を休めることに専念している人も多いのではないでしょうか。
思い切って休日を自分の好きなことで忙しく過ごしてみるのはいかがでしょうか。
それにより気分が前向きになり心の余裕を取り戻せることも少なくありません。
余裕がない状態を放置しておくといけない理由とは
仕事は多少きつくても当たり前、余裕がないと感じるけれど頑張るしかないと自分に鞭を打って頑張り続けてしまう人はたくさんいます。
ですが、実はこれはとても危険なことです。
仕事に対して余裕がないと感じるのは、「何かを変えなくてはいけない」サインです。
これを無視して日々無理をし続けることで、仕事でのミスが増えてしまったり、その結果人に迷惑をかけてしまったりすることもあるかもしれません。
さらには、疲れがたまって体調を壊してしまうことにもなりかねませんので、サインを見逃さず改善できるポイントを探すことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。仕事で余裕がないと感じたら、それには何かしら明確な理由があります。
ここで紹介した5つのポイントを見直して改善できる方法を探しましょう。
余裕をもって仕事に取り組むことができれば、仕事が辛いとは感じなくなります。
生活の中で仕事が占めるボリュームは大きいですから、せっかくなら気分良く余裕をもって仕事に取り組みたいものですね。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。