「仕事が全然できない」と自分自身に感じることはありませんか?
また、自分に感じることもあれば、仕事仲間や社外の人に感じることもあるでしょう。
仕事に対するネガティブな思いが仕事の足を引っ張って、さらに仕事をしにくくすると言うのはよくあること。
こんな負のスパイラルに入ってしまわないためにも克服するための方法をご紹介します。
Contents
仕事ができない人の特徴
まずは、現状を知るべく仕事ができない人の特徴をご紹介します。
自分に思い当たることもあれば、具体的な誰かを思って「あるある」と頷けるものもあるでしょう。
1:仕事のスピードが遅い
最も顕著な“仕事ができない”人の特徴といえば、こちらでしょう。
単純に仕事が遅いと言う特徴です。
他の人がやれば午前中に終わるような仕事に何日もかかってしまうと言う人もいます。
その仕事のプライオリティーが低く後回しにしているなら分かりますが、いつデスクを見てもその仕事に取り組んでいるのになかなか仕事が上がってこない。
チームで動いている場合だと致命的です。
他にも、レスポンスが遅い、とにかく全ての行動が遅い、など仕事のスピードについてのお悩みはあとを絶ちません。
2:ミスが多い
仕事がどれだけ早くても、ミスが多いと“仕事ができない”烙印を押されてしまうでしょう。
毎度、違うミスならまだしも同じミスを何度も繰り返していると先輩や上司から大目玉を食らうことも。
そのうち大切な仕事をさせてもらえなくなるなど、昇進にも大きな影を落とします。
3:トラブル対処ができない
仕事にトラブルはつきものですが、このトラブルにどう対処できるか?も仕事ができるorできないを大きく分けるポイントに。
トラブルの先には必ず仕事相手となる人がいるわけで、人間力を大きく試される場面でもあります。
これまでご紹介した2つよりも、場合によっては高いスキルが必要となる仕事の局面です。
4:タイムマネジメントができない
抽象的な作業が多めの仕事やアイデアや思考力がものを言う企画職や研究職などでは、タイムマネジメント能力が大きくものを言います。
「自分はこれくらいの仕事なら○日で終えられる」と言う感覚を鍛えて、効率的なスケジュールを組んでいくわけですが、この感覚がどうにも狂っている人がいるのも事実。
絶対に終えられないスケジュールを組んで、資料提出の前夜はチームを巻き込んでの徹夜が常態化。
場合によっては中途半端な資料しか上がらず、仕事相手にまで迷惑をかけてしまうことも。
他にもダラダラ残業をしたり重要な仕事を後回しにしたりと、タイムマネジメント能力欠如はビジネスマンには致命的です。
5:指示がないと動けない
若手なら「従順でかわいい」とか「一緒に仕事しやすい」などと評価されるかもしれませんが、中堅以降になると指示がないと動けない人は“使えない人”になってしまいます。
与えられたり指示されたりしない仕事にこそ、仕事の面白さはあるもの。
指示を待っているようでは、近いうちに面白くない仕事ばかりが回ってきてしまいます。
6:ビッグマウス・口だけ達者
「口先だけの目標が高い」「言い訳だけがうまい」など、“口だけ”であることが見抜かれると仕事ができない人のレッテルを貼られるでしょう。
特に注意したいのが、できるアピールを続けて高い目標を掲げ、いざ蓋を開けてみると中身が伴っていないパターン。
信じたチームや会社も大きく巻き添えを食らってしまいます。
これまでの特徴より場合によっては悪質で、目標達成のための投資や達成後の予定が大きく狂ってしまうこともるからです。
仕事ができない人から抜け出す具体的な方法
前章でご紹介した6つの特徴について、改善するための具体的な方法をご紹介します。
仕事のスピードが遅い場合
→わからないことは聞く /頼む・タイムリミットを決める
仕事のスピードが滞る原因は2つ。
「わからない」か「できない」です。
わからないことはわかる人に聞きましょう。
また、自分のスキルではできないことは頼んだり専門家に外注するなどしてスピードアップに努めなければいけません。
オリジナルのアイデアが必要な場合もありますが、その場合はタイムリミットを決めてそれまでに浮かばないものは妥協案を含めて検討する習慣を。
ミスが多い場合
→二重三重のチェックを
人間である以上ミスはつきものですが、自分のしたミスは自分でチェックを重ねることでしか減らすことができません。
可能であれば後輩や同僚に提出前の資料チェックなどを頼むこともできますが、相手の貴重な時間を奪うことを忘れずに。
二重三重とチェック回数を増やす習慣をつけましょう。
チェックを重ねるうちに、自分がしやすいミスの傾向を掴むことができるので、次回からの作業を効率的に進めることにもつながります。
トラブル対処ができない場合
→自分の非を認め、誠意を持った対応を
トラブル対処で必要なスキルは、とてもシンプル。
それは非を認めて誠意を持った対応を心がけることです。
間違っても人や機械のせいにしたり、グダグダと言い訳を並べることは止めましょう。
トラブル以上の悪印象を相手に持たせ兼ねません。
「ピンチはチャンス」の言葉を胸に、トラブルのへの姿勢姿勢であなたの印象をアップさせるくらいの意気込みで、トラブル処理に努めたいものです。
タイムマネジメントができない場合
→自分の作業スピードを図る・優先順位を考える
タイムマネジメントができない人の多くが、自分の作業時間を過信しています。
一度、自分の性格な作業能力を知るためにも、どれくらいの内容やボリュームの仕事なら何時間かかるのか?を計測してみましょう。
人によっては実作業よりも前段階の構想や中間時点での練り直しに時間をかけたいと言う場合も。
また、仕事の優先順位をつけることでもタイムマネジメントはぐっと進みます。
重要かつ期限が迫っている仕事から着手するクセをつけて、ビジネスマネジメント能力を高めましょう。
指示がないと動けない場合
→自分の立場や実力より少し上の目標を掲げる
自分が今ある立場や実力より少し上の目標を掲げると、“指示待ち”状態から抜け出すことができます。
指示を待っている状態では、自主性や創造性が完全にストップしています。
少し上の目標をクリアする心がけを忘れなければ、自然と自主的・創造的に動く習慣がつけられるでしょう。
先輩や上司に投げかける質問の内容も変わってきます。
ビッグマウス・口だけ達者な場合
→口にしたことは必ず行動に移す習慣を
ビッグマウスや口が達者な特徴は、性格と大きくリンクしています。
そのため、急に状態を変えることが他の特徴より難しいと言えるでしょう。
性格は自分の思考を変えるところからしか正せません。
「口にしたら必ず行動に移す」と心がけてみるのはどうでしょう。
どんなに小さなことでも“言いっ放し”にしないと決めるのです。
自分一人で守りきることに不安があれば、周囲に宣言するのもおすすめです。
“仕事ができない状態”は、変えることができる
ご紹介した通り、高度なスキルが不足していることによって「仕事ができない」と言う烙印を押されることはほとんどありません。
多くの場合が、マインドを変えたり仕事の進め方を見直せば改善されるものばかり。
必要に応じて専門家や上司・仲間に相談するなどし、仕事ができない状態から抜け出しましょう。
考え方や習慣を変えるだけで大きく改善できるものがほとんどです。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。