「仕事で楽したい!」と、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、多くの人はその思いを行動に移さないままにしているため、面倒だと感じる仕事を続けています。
仕事で楽したいなら、楽をするための準備が必要です。
そこで今回は、仕事で楽するための方法をご紹介しますので、自分に合った方法を試してみてください。
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仕事で「楽したい」と思うのは怠け?
「楽したい」と聞くとなんだか怠け心からくる発言に聞こえるのは、日本人の気質なのかもしれません。
実際に「自分が楽ならそれでいい」と考えて、周りの迷惑を考えずに楽な仕事ばかりしていたら周囲に反感を買ってしまうでしょう。
しかし、周囲の手をわずらわせず仕事の質を落とさずに楽に仕事ができるようにする分には、なにも問題ないと思いませんか?
「楽したい」と思うことは悪いことではなく、大切なのは楽にするための方法です。
では、仕事を楽にするにはどのようにすればいいのでしょうか。
仕事で楽したい場合にやるべきこと
まず、自分が何もせず仕事が楽になることはありません。
周囲と変わらないかそれ以上の仕事をしているのに、楽に仕事をこなしている人が周りにいるとすれば、それは楽をするための能力や仕組み作りをしている人です。
楽をするためには、まず自分が動かなければなりません。
最初はやるべきことが増えたように感じるかもしれませんが、今後の「楽」のためなら頑張れる気がしませんか?
仕事を楽にする方法は以下の通りです。
- 仕事を効率化する
- 仕事をルーチン化する
- 完璧主義をやめる
- 仕事を断れるようになる
- 職場内で良い人間関係を維持する
- 仕事が早い人や仕事ができる人をまねる
この中で、自分ができそうなものから始めてみましょう。
1つずつ解説していきます。
楽したい人の仕事術①仕事を効率化する
あなたの仕事のやり方は、効率化できていますか?
多くの場合、効率化できる仕事があるのではないかと思います。
例えば、メールを送信するたびにイチから文章を作成していないでしょうか。
定型文や辞書登録機能などをフル活用すれば、メール作成だけでもかなり時短できるでしょう。
これらを使っていない人は、最初の定型文作成や辞書の登録が面倒だとかんじていると思います。
しかし、一度登録しておけばその後はずっと使うことができるのですから、1回の面倒を我慢すればその後ずっと楽ができるのです。
他にも、
- Excelの関数や計算を使った表を作り、入力や電卓で計算する手間を省く
- タイピングが早くなるように毎日少しずつ練習する
- キーボードのショートカットキーを覚えて使い慣れる
など、事務作業だけでも効率化するためにできることはたくさんあります。
「これ、もう少し楽にならないかな?」と感じた仕事は、時短化することができるものが多いでしょう。
どのようにすれば、ひとつひとつの仕事を効率よく終わらせることができるか、調べたり考えてみてください。
自分で仕事を効率化することができれば、自信にも繋がるはずです。
楽したい人の仕事術②仕事をルーティン化する
仕事のルーティンと聞くと、同じことを毎日繰り返していて退屈そうなイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、「次は何をしよう」と考えなければいけないのは、自由に仕事をしているように思えますが、「選択しなければならない」というストレスに繋がり、時間も無駄になります。
仕事をルーティン化してしまえば、そのような無駄がなくなり仕事が効率化できるようになります。
ルーティン化する場合に大切なことは、まず簡単に完了させられる仕事から手を付けるようにすること。
数分で終わるような仕事でOKです。
脳は物事を完了させることに喜びを感じ、ドーパミンを放出。
ドーパミンによってやる気や集中力がアップするため、仕事の効率が上がり、ルーティンをより効率的にこなすことができるようになります。
ルーティンを作るときに、自分の仕事に合わせて数パターン考えておいても大丈夫です。
どのようにすれば仕事がルーティン化できるか考えてみましょう。
楽したい人の仕事術③完璧主義をやめる
自分や他人に厳しく何事においても完璧を求める人は、時間を無駄にしているだけでなく、ストレスも溜め込んでしまっているのではないでしょうか。
完璧主義の人は、完璧を追求してひとつの仕事に時間をかけすぎてしまうはず。
そうすれば、他の仕事をする時間が足りなくなり、仕事に追われて忙しいという感覚に陥ってしまうでしょう。
仕事で楽したいのであれば、完璧主義はやめなければなりませんが、完璧主義はその人の性格とも言えるので明日からやめられるというものでもありません。
まず、自分の考え方から変える必要があります。
完璧主義をやめるのに効果的なのが「オーウェル思考」です。
オーウェルとは英語の「Oh well」のことで、和訳すると「まあいいか」という意味。
完璧主義の人に多いのは「マスト思考」で、さまざまな物事に対して「こうすべき」と考えているはずです。
「こうすべき」と考えているのは自分の決めつけである場合が多く、自分だけでなく周囲にもそれを押し付けて考えてしまうため、イライラすることが多くなってしまいます。
そのような状態では、仕事の効率も低下してしまうでしょう。
そこで、マスト思考をオーウェル思考に変えるために、「まあいいか」を口癖にしてみましょう。
自分の仕事が完璧でなくても「まあいいか」、相手が思ったように動いてくれなくても「まあいいか」で済ませてみてください。
すると、自然に完璧主義から脱却でき、気持ちも楽になります。
仕事にも完璧を求めすぎず、早く終わらせられるようになりますよ。
楽したい人の仕事術④仕事を断れるようになる
仕事を頼まれたときに、なんでも引き受けていませんか?
自分の仕事にかなり余裕がある状態であればもちろん引き受けても大丈夫ですが、あまり余裕がない状態でも断れずに引き受けてしまうと、自分の首を締めてしまうことになります。
仕事を断るのは勇気がいるかもしれません。
しかし「NO!」と言えなければ、仕事で楽はできないでしょう。
断るときに「できません」と言うと角が立ちそうな場合は、
- 「今は手が空いていないので、〇日以降であればできます。」
- 「すべて引き受けることはできませんが、できる範囲でお手伝いします。」
といったように伝えてみましょう。
楽したい人の仕事術⑤職場内で良い人間関係を維持する
仕事で楽をしたいなら、人間関係を良くしておくことはとても重要。
人間関係を良くしておくことで、何かあれば手助けをしてもらえるからです。
笑顔であいさつして、何かをしてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
また、ちょっとした雑談も大切です。
雑談は相手を知ることができるコミュニケーションとなるので、良い人間関係を作るためには欠かせないものと言えます。
最近では「雑談力」という言葉がありますが、雑談力を上げるのに大切なのは聞き上手になることです。
ただ聞くだけでなく、適度な相槌やリアクションを心がけましょう。
また、相手が言った言葉をオウム返しするのも効果的。
「この前〇〇だったんだよ」と言われたら「〇〇だったんですね」と言ったように、相手の言葉を繰り返すことで、相手は「話しをしっかり聞いてもらえている」と感じるでしょう。
さらに、オウム返しに質問をつけると、話しを広げやすくなります。
このように会話をしていくと、雑談が苦手な人でも自然と雑談力を上げることができますよ。
楽したい人の仕事術⑥仕事が早い人や仕事ができる人をまねる
仕事を早く終わらせたいのであれば、仕事が早い人や仕事ができる人はどのように作業を進めているのか観察したり、教えてもらいましょう。
必ず手本となることがあるはずです。
その人たちの働き方を参考にしたり、まねをしてみることで、仕事の質を落とさずにスピードを上げることができるようになるでしょう。
まとめ:仕事で楽したいなら自分で行動するのが大切
仕事で楽したいと考えるのは、悪いことではありません。
大切なのはどのように楽をするかです。
楽な仕事ばかりを選んでやっていては周囲に迷惑をかけてしまいますが、自分の仕事が楽になるように準備をするのであれば、仕事の効率化にも繋がります。
仕事で楽したいのであれば、
- 仕事を効率化する
- 仕事をルーチン化する
- 完璧主義をやめる
- 仕事を断れるようになる
- 職場内で良い人間関係を維持する
- 仕事が早い人や仕事ができる人をまねる
このようなことを試してみてください。
格段に仕事がしやすくなり、時間にも気持ちにも余裕が持てるようになりますよ。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。