仕事の悩み

溶連菌は大人がかかったら仕事は休むべき?治療法や予防法

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子供がいる人にはおなじみであろう、溶連菌。

実は大人もかかる病気なので、子供がかかってしまった時には油断できません。

溶連菌にかかってしまったら、仕事は休まなくてはいけないのか、風邪などと同じように、症状が軽ければ出勤してもいいのか、迷うところだと思います。

どのような症状が出たら溶連菌を疑うべきか、感染したと思ったらどうすればいいのか、溶連菌対策について説明しましょう。

大人でも移る溶連菌の恐ろしさ。仕事は行けるの?

大人でも移る溶連菌の恐ろしさ。仕事は行けるの?

溶連菌は子供がかかるものだと思っている人が多いのですが、そんなことはありません。

溶連菌という菌に感染することで発症します。

大人でも感染しますので、注意が必要です。

1年中ある病気ですが、特に6月あたり、初夏の頃に流行しやすいので、暑くなり始めたら注意が必要です。

溶連菌の症状

溶連菌に感染すると、大抵の大人は自覚症状がないままに治ってしまうことが多いです。

しかし、疲れていたり、ストレスが溜まっていたり、免疫力が落ちている時には、風邪のような症状が現れます。

  • 38度以上の高熱が出る
  • 喉が痛い
  • リンパ腺が腫れる
  • いちご舌(舌がブツブツ腫れる)
  • かゆみのある発疹
  • 頭痛
  • 鼻水、咳
  • 関節痛
  • 全身のだるさ

などの症状が出ますが、もちろんこれらすべてが出るわけではありません。

溶連菌は、いちご舌といって、舌にブツブツとできものができて腫れるのが特徴ですが、これも症状が出る人と出ない人がいます。

出た場合には、口の中がとても痛く、水を飲むことすら大変になることがあります。

すぐに病院へ!

風邪やインフルエンザの症状と間違えやすいので、自己判断せずに病院へ行くことが大切です。

風邪だからと放置しておくと、家族はもとより、会社の人たちにもどんどん菌をばらまいてしまう可能性があるからです。

溶連菌の検査は簡単ですので、病院へ行けばすぐにやってもらえます。

喉の粘膜をとって、10〜15分程度ですぐに結果がわかります。

溶連菌だとわかったら仕事を休むこと

これはいつもの風邪と少し違うなと思って、病院で検査をしたら溶連菌だった。

溶連菌だとわかったなら、無理して出勤するのはやめてください。

溶連菌は「A群β溶血連鎖球菌」というい細菌によって引き起こされる病気ですが、接触感染だけでなく、飛沫感染でも移ります。

マスクもせずに、人に向かって話していると、つばが飛びますから、周囲の人に感染させる恐れがあるのです。

子供の場合は、条件によっては出席停止とされる病気です。

それだけ感染力の強い病気ですから、大人だからと油断しないで、仕事は休みましょう。

舌にブツブツができているときは、食事をするのも大変なので、仕事どころではないと思います。

無理しないで休養し、ゆっくりした方が治りも早いです。

何日休む必要があるの?

学校ならば、感染症は決まりに従って休む日にちが決まっています。

溶連菌の場合には、症状が治まっていれば医師の判断で登校可能になります。

大人の場合には、就業規則によって違ってきます。

感染症に関して、どのような就業規則になっているでしょうか?

強い感染力のある病気にかかったら「出社停止」となっている場合には、会社によって休業を命じられたという扱いになりますので、お給料の60%は請求できます。

自分の有給を使って休む場合には、もちろんお給料は100%になりますが、どちらにするかは上司と相談してください。

特に就業規則に決まりがなければ、医師の判断・指示を上司に伝え、何日休むかを決めるといいでしょう。

溶連菌にかかった時の治療法

溶連菌にかかった時の治療法

溶連菌に感染したことがわかったら、抗生物質を処方されます。

医師の指示に従って、正しく薬を服用していれば、数日で症状は治まって来るでしょう。

発疹が出ている場合には、塗り薬が処方されることもあります。

薬は医師の指示通りに飲むことが大事!

この時、注意してほしいことがあります。

それは、最後まで薬を飲みきること!

病院へ行って、翌日には症状が治まったと油断して、薬をやめてしまう人がいるのですが、それは非常に危険です。

溶連菌は、薬をやめた途端にまた増殖を始めます。

治ったと思ってもぶり返すことがあるので、処方された薬は全て飲みきることがとても大事なのです。

何度もかかる人は、薬をきちんと指示通り飲んでいないことが多いので、面倒でも、症状がなくなっても、最後まで薬を飲みましょう。

合併症を防ぐ

溶連菌の薬は、5日ないし10日間といった期間で処方されることが多いので、つい飲み残してしま人が多いのです。

確かに、溶連菌の症状はすぐにおさまるのですが、大事なのは合併症を防ぐことなのです。

リウマチ熱や腎炎などの合併症のリスクが高くなりますので、薬は飲み切るようにしましょう。

自己判断をしないこと

溶連菌は何度もかかることが多いので、前にかかった時にもらった薬が残っている、という人もいるかもしれません。

しかし、自己判断で残っている薬を飲まないようにしてください。

溶連菌のような症状があったとしても、本当に溶連菌なのかどうかは、検査をしないとわかりません。

うっかり古い薬を飲んで、副作用が出たら大変です。

くれぐれも、自己判断をせずに、病院で検査をしてもらいましょう。

溶連菌にかからないために。原因から考える予防法

溶連菌にかからないために。原因から考える予防法

大抵の大人は、溶連菌に感染しても症状が出ないまま治ってしまうことが多いにも関わらず、しっかり症状が出ているということは、それだけ免疫力が低下していたと考えられます。

疲労やストレスが溜まっているとかかりやすくなりますから、注意しましょう。

子供がかかっている時には要注意

大人の場合、子供から感染することが多いです。

家族の間での感染率は20〜60%もあるとされていますから、子供が溶連菌だと診断されたら、マスクをして飛沫を防ぐとともに、手洗い・うがいを徹底しましょう。

発症してから24時間がもっとも感染率が高くなるといわれていますので、子供が発熱しているときには特に注意です。

タオルや食器などを共有することは避けて、極力菌に触れないようにすることが大切です。

疲れている時には要注意

子供が溶連菌にかかっていても、通常の免疫力があれば、大人がそうそうかかることはありません。

ただ、疲れている時には免疫力持ち低下していますので、注意してください。

残業続きてよく眠れていない時や、ストレスを強く感じている時などは特に注意が必要です。

疲れを自覚できている時はまだいいのですが、真面目な人は頑張りすぎて、疲れていることにも気づかないことがあります。

子供が溶連菌にかかったら、一緒に夜は早く寝てしまおう!くらいの気持ちで、いつもよりゆっくり休んだ方がいいでしょう。

まとめ:溶連菌は大人でもかかる!仕事は休んで治療に専念

まとめ:溶連菌は大人でもかかる!仕事は休んで治療に専念

溶連菌感染症は、高熱や喉の痛み、口に中のブツブツなどが特徴の病気です。

普通の風邪じゃないかもしれないと思ったら、まずは病院へ行って診断してもらいましょう。

溶連菌の検査はすぐにできます。

そして、溶連菌に感染したことがわかったら、仕事は休みましょう。

感染力の強い病気ですから、他の人に移したら迷惑です。

抗生物質を処方してもらえば、症状自体は1〜2日でおさまりますから、熱が下がり、他の症状もなければ、医師の判断で出社することは可能です。

そして、くれぐれも最後まで薬を飲むことをお忘れなく!

飲み残しがあると、また症状がぶり返すことがあるので、医師の指示に従って、しっかり治療しましょう。

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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