「仕事中に頭が回らなくて、仕事が進まない」と感じることはありますか?
頭が回っていない状態で仕事を続けても、効率が落ちてミスをしてしまうかもしれません。
仕事中、頭が回らなくなる原因は人それぞれ。
原因を突き止めて、それに合った対処をしましょう。
Contents
仕事中に頭が回らないと感じるのはどんなとき?
仕事中に頭が回らないと感じるのは、どのような原因が考えられるのでしょうか。
原因によって対処法は変わります。
自分がどれに当てはまるのか見てみましょう。
仕事量が多すぎるとき
まず、単純に仕事量が多すぎて頭が追いつかないという状況が考えられます。
キャパオーバーの状態で、軽いパニック状態になれば、頭が回らず混乱してしまうこともあるでしょう。
他の人より仕事が遅いとき
他の人はサッとこなすような仕事でも自分は時間がかかってしまった場合にも「頭が回らない」と感じるでしょう。
いつもは問題なくできるような仕事に時間がかかっているのであれば、業務ではなく自分自身に問題がある可能性があります。
緊張してしまうとき
プレゼンや初めてする仕事など、緊張してしまう場面で頭が真っ白になるという人もいるでしょう。
あれこれ考えていたのに、いざとなったら頭が回らないと非常に困ってしまいますよね。
悩み事やストレスをかかえているとき
仕事やプライベートで悩みがあったり、強いストレスを感じる場合も頭が回らなくなることがあります。
いつも以上にミスをしてしまったり、物覚えが悪くなることもあるでしょう。
そのような場合は、脳が疲労してしまっている状態と言えます。
寝不足になっているとき
日々、生活リズムが狂っている場合や、夜更かしをしてしまいがちな人は、寝不足から頭が回らなくなっていることも。
仕事に支障が出てしまっているので、生活のリズムを見直さなくてはなりません。
頭が回らず仕事に支障が出るときの対処法
頭が回らないと感じる場合の対処法をご紹介します。
原因に合わせて試してみましょう。
別の仕事に手をつけてみる
仕事で頭が回らず、進みが遅いと感じるのであれば、気分を切り替えるためにも別の仕事に手をつけてみましょう。
違う仕事をすることで気分転換になり、頭が回るようになるかもしれません。
適度に休憩を入れる
休憩を取らずに仕事をしているのであれば、適度に休憩をはさむようにしてみましょう。
「休憩する暇がない」という人もいるかもしれませんが、休まず仕事をしていると集中力が持続せず、効率も落ちてしまうので逆効果なのです。
30分仕事したら5分休憩を入れてみてください。
周囲が休憩しないから休憩は取りにくいという人もいるでしょう。
その場合は飲み物を淹れに席を立ったり、気分転換になるようなことをしてみましょう。
ストレッチをする
脳は疲労すると活性酸素が発生するため、酸素が不足します。
しっかりと脳に酸素を行きわたらせるには、ストレッチで血流を良くすることが効果的です。
また、デスクワークなど動かずに同じような仕事を続けていると、脳が部分的にしか働いておらず、その部分が疲労してしまいます。
ストレッチをすることで、脳の違う部分が働くので、脳の疲労を軽減する効果も期待できるでしょう。
仮眠をする
日中に眠気を感じる人は、昼休みなどに5~15分ほど仮眠を取りましょう。
眠らなくても目を瞑っているだけで眠気をかなり取ることができます。
反対に20分以上寝てしまうと寝起きに体がだるくなってしまうので、15分ほどでやめておくのがポイントです。
自律訓練法を取り入れる
あがり症で頭が回らなくなる人に効果的なのが「自律訓練法」です。
自律訓練法は、あがり症などの対人恐怖症に効果があるとされているリラクセーション法で、1932年にドイツの精神医学者シュルツ博士が開発しました。
日本の心療内科や精神科でも使われるもので、体をリラックスさせて疲れを取る効果も期待できます。
自律訓練法は以下の手順でおこないましょう。
自律訓練法は簡単な自己催眠ですので、催眠状態からしっかり覚めるためにも、必ず消去動作と呼ばれる⑥をおこなってから目を開けてください。
最初は感覚をうまく掴めず重たさや温かさを感じられないかもしれません。
しかし、続けることで感じ取ることができるようになり、静かな場所ならどこでもリラックス状態を作り出すことができるようになります。
生活のリズムを整える
生活のリズムが崩れていると、体が十分に休まらず頭が回らなくなることもあるでしょう。
仕事のパフォーマンスを上げたいのであれば、生活リズムを見直してください。
まず、決まった時間に食事をするようにしましょう。
ぴったり同じ時間でなくても、大体同じくらいの時間を目安に食事の時間を設定してください。
朝は7時ごろ、夜は19時ごろに食事ができると理想的。
食事のタイミングによって、体内リズムを整えることができます。
つい夜更かししてしまう人は、夜更かしをやめましょう。
やりたいことがあるのであれば、朝早起きしてやるのがオススメです。
良質な睡眠をとる
生活のリズムを見直したら、睡眠の質も向上させましょう。
いくら早く寝て食事の時間を整えても、睡眠の質が悪ければ疲れが蓄積されてしまいます。
良質な睡眠を取るためには、
- 朝日を浴びる
- 寝る前にテレビやスマホを見ない
- 暗い部屋で寝る
- 自分に合う寝具を選ぶ
このような方法が効果的。
朝日は体内時計のズレを直すだけでなく、夜眠くなるために必要なメラトニンが分泌されやすくなります。
良質な睡眠をとる準備は朝から始まると言えるでしょう。
寝る前にテレビやパソコン、スマホなどの強い光を見るのは睡眠の質を下げてしまうのでやめましょう。
また、明るい部屋ではメラトニンの分泌が少なくなるので、暗い部屋で寝るようにしてください。
起きたときに体が痛かったりすっきりしない場合は、寝具が合っていない可能性があります。
そのような場合は、自分に合った寝具を探してみましょう。
まとまった休みを取る
しっかりと休息が取れておらず頭が回らないと感じるのであれば、有給を使ってまとまった休みを取ってみましょう。
休んでいる間はのんびり家で体を休めたり、気分転換に旅行に行くのもオススメです。
心身ともに回復できるように過ごして、気分を一新させるといいでしょう。
休み中は仕事の連絡が来ないように、周囲にも伝えておくことが大切。
自分の顧客などにも前もって休みを取ることを伝えておくと、休みに仕事の連絡を受けることもなくなるでしょう。
仕事で頭が回らなくなるのは「うつ」の可能性も
頭が回らなくなる原因としてストレスが思い浮かんだ場合、うつの症状である可能性があります。
他に、
- めまいや息切れがある
- 音に過敏になった
- 首や肩にこりを感じる
- 頭痛がおきる
- 寝つきが悪く、ひんぱんに夢を見る
- 何をするのも億劫に感じる
このような症状がある場合は、うつを疑った方がいいでしょう。
放置していると悪化してしまう可能性があるので、無理はせず、心療内科やカウンセリングに行くことをオススメします。
まとめ:頭が回らない時は原因に合わせた対処法を試す
仕事で頭が回らないと感じるのは、
- 仕事量が多すぎるとき
- 人より仕事が遅いとき
- 緊張した時
- 悩みやストレスがあるとき
- 寝不足になっているとき
このような原因が考えられます。
頭が回らないと感じる原因に合わせて、以下の8つの対処法を試してみましょう。
- 別の仕事に手をつけてみる
- 適度に休憩を入れる
- ストレッチをする
- 仮眠をとる
- 自律訓練法を取り入れる
- 生活リズムを整える
- 良質な睡眠をとる
- まとまった休みをとる
このようなことを試しても改善されない場合や、ストレスが原因の場合はうつの可能性も考えられます。
うつが悪化する前に、心療内科やカウンセリングにかかりましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。