今の仕事は楽しくない、もっと自分に合った仕事があるのではないか。
そんな風に、毎日を悶々と過ごしていないでしょうか?
楽しい、好き、それだけでは自分に合った仕事とはいえないので、どんなことが向いているのか、適性のある仕事を見つけるためのポイントについて、まとめました。
もっと自分に合った仕事があるはず!と思っている方は、自分のことを様々な角度から分析することが必要です。
Contents
「自分に合った仕事」の定義とは?見る角度によって違ってくる
「合っている」ということを、どのように定義するかによって、仕事の選び方が変わってきます。
自分のやりたいことだけでなく、能力が活かせる、性格に合っているなど、色々な角度から考える必要があるのです。
自分の得意なことが活かせる仕事
得意なことと聞かれると、自分にはそんなものないと思う人が多いのですが、例えば何か持っている資格はありませんか?
英検などでも構いませんし、履歴書には書けないなと思って諦めている資格も、あなたに合った仕事を考える上では一つの目安になります。
もしくは、実際にはまだ資格を取得できていないけれども、過去に勉強したことはないでしょうか?
その方面を掘り下げていけば、自分が得意なことや興味を持てる分野がわかるでしょう。
自分の性格に合っている仕事
仕事のスキル以外に、自分の性格の面から仕事を考えることも大事です。
- 大勢の人とワイワイ仕事をするのが好き
- 人とじっくり話すのが好き
- 誰とでも話すことができる
- 細かい作業を一人でするのが好き
このようにして、自分の性格や好きなことを分析していくと、強みがわかります。
強みを生かせる仕事は、自分に合っている仕事だといえるでしょう。
やっていて楽しいと感じる仕事
自分に合っているかどうかは、やっていて楽しいかということも一つの目安です。
ここでいう「楽しい」は、好きなこととはまた違い、
- やっていて充実感がある
- 幸せだと感じられる
- 社会(または誰か)に貢献できていると思える
このような思いを持てる仕事です。
人の役に立つ仕事などは、充実感を得やすい仕事でしょう。
介護関係や医療関係だけでなく、例えば貧困に苦しむ人をサポートしたり、日本語に不慣れな外国人を支援するなど、困っている人を助ける仕事は貢献度が高いです。
また、ウェディング関係の仕事なども、これから新たな人生を歩む人のサポートですから、また違った面から人の役に立てる仕事です。
人や社会に役に立つ仕事は多方面で探すことができます。
好きではないが成果を出せる仕事
特に好きでもないし、やりがいも感じないけれど、大した努力もせずに成果が出せるなら、それはあなたに合っている仕事である可能性が高いです。
自分では意識していないだけで、その仕事に適性があるので成果が出せているのです。
忙しくても日々の暮らしに充実感がある仕事
最近では、ライフワークバランスが重視されるので、忙しい仕事は敬遠されがちです。
しかし、忙しくても自分がそれで満足ならば、それは自分に合っている仕事といえるのではないでしょうか?
家にいても仕事のことで頭がいっぱいというと、不幸な仕事人間のように思われてしまうかもしれないですが、とにかく仕事のことを考えているのが幸せ!というのなら、いいことです。
反対に、残業が少ない、休日がそれなりにあっても、日々の暮らしがつまらないと感じているなら、仕事が充実していないせいかもしれません。
会社の環境と自分の望む働き方が合っているか
仕事の内容ももちろん大事なのですが、働く環境もそれと同じくらい大事なことです。
ですから、自分に合った仕事を探すなら、内容にプラスして、どのような会社で働くのか?ということも合わせて考えなくてはなりません。
会社が求める人物像と自分とがあっていないと、入社してから「なんか違う」ということになってしまいがちです。
自分はどのように働いていきたいのか、今後の人生設計なども含めて、考えることが必要でしょう。
自分に合った仕事を見つける4ステップ
自分がどんな能力を持っているのかがわからないという人も多いと思います。
そこで、どんなことに向いているのか、得意なことを見つける方法をご紹介します。
大した努力をしなくても結果を出せたことを考える
これまでの人生で、特に努力はしなかったのに、褒められたり、感心されたりしたことはないでしょうか?
例えば、文章を書くのが苦手な人は、やり方を教わっても思うように文章が書けません。
しかし得意な人は、特にやり方を教わらなくても、指定されたテーマでスラスラ作文ができた、というような経験があると思います。
このように、あなたが簡単に結果を出せたことを探すことで、その能力を活かせる仕事が見つかりやすくなります。
スキルと性格に分けて考える
得意なこと、能力のあることは技術的なこととは限りません。
しかし、ごちゃ混ぜにして考えてしまいがちなので、分けて考えた方が、自分の適性を見つけやすいでしょう。
例えば、技術的なことだとしたら、
- ○○に関する資格を持っている
- エクセルやワードを使った仕事が得意
- 経理の仕事を長年やってきた
など、特定の分野についてもスキルを持っているかどうかです。
内面的なこととは、
- 人と話をする、話を聞くのが好き
- チームで協力して仕事をするのが好き
- 一人でコツコツ取り組む仕事が好き
などです。
得意なことが見つからないという人は、どんな仕事だったら楽しいと感じるか、自分の心が感じることに目を向けてみるといいでしょう。
どうしてもやりたくないことを除外する
どうにも得意なことが見つからない!
好きなこともわからない!という場合には、逆に、絶対にこれだけはやりたくないと思うことを挙げてみましょう。
やりたくないことを除外していくことで、自分の適性が見えてきます。
嫌いなことをどんどん書き出していくと、もしかしたら、これって選り好みしすぎかな?というように、妥協すべき点が見つかることもあります。
やりたくないことを書き出すときは、このことの何がそんなに嫌なのだろう?ということも併せて考えてみると良いでしょう。
家族や友達に聞いて自己分析をしてみる
自分のことを客観視するのは意外と難しいので、家族や友人など身近な人に、
- 私って、どんなことが向いていると思う?
- 私の得意なことってなんだと思う?
- 私の能力って、どんなことかな?
と聞いてみてください。
他人から見た自分はどんな人間なのかを聞いてみると、思いがけない一面がわかることがあります。
好きなこと=自分に合った仕事とは限らない
自分の能力は、自分ではわかりにくいものです。
ですから、自分に合った仕事が、自分の好きなことであるとは限らないのです。
とても好きなことで、自分でもやりたい!と思っている仕事が向いているとは限らないため、実際にその仕事についたら、嫌いになってしまったということもあるので、仕事選びは慎重にしないといけません。
もし、実際にやってみて、自分に合わなかったとしても、好きだから頑張ることができるのか。
その点をよく考えてみて、もし頑張れないとなれば、好きという気持ちよりも、自分に合っていること=能力があることに重点を置いて、仕事を選んだ方が良いでしょう。
それほど好きではなくても、得意な分野の仕事を選んだ方が、能力を活かして収入アップも見込めます。
成果が出てくれば、最初は好きでなかったことも、だんだんと好きになるかもしれません。
まとめ:自分に合った仕事を見つけるには徹底した自己分析が欠かせない
自分に合った仕事というと、好きな仕事や得意な仕事と考えがちですが、一番身近な自分自身のことは、意外とわからないことが多いものです。
特に、もともと能力のある分野は、大した努力をせずに結果が出せていることが多いので、自分でも意識していないことがあり、その分野に適性があることに気づいていないことがあります。
ですから、自分に合った仕事を探すには、これまでにないくらい、徹底して自己分析をしてみましょう。
時には人に聞いたりして、自分が本当に能力のある分野はどこか、それがわかれば自分に合った仕事がきっと見つかります。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。