仕事の悩み

仕事を忘れる人への処方箋。うっかりを防ぐ方法4つ

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仕事の中身をせっかく教えてもらったのに忘れてしまう、しかし1回教えてもらったことをまた聞くのは気が引けて…と悩んでいませんか?

人は忘れる生き物ですが、仕事に関してはあまり忘れてばかりだと困るでしょう。

かといって、どうすれば覚えられるのか、その方法がわからなくて悩んでいるのだと思います。

そこで今回は、なぜ仕事を忘れてしまうのか、その理由と、忘れないようにするための簡単な方法をご紹介します。

忘れてばかりで困っているという方は、ぜひ試してみてください。

すぐに仕事を忘れてしまう原因は?

すぐに仕事を忘れてしまう原因は?

この間教わったばかりのことをすぐに忘れてしまうのは、このような原因が考えられます。

仕事を抱え込みすぎている

今抱えている仕事の量は、適切でしょうか?もしかしたら、あなたが一人でやるには無理がある、キャパシティを超える量の仕事を抱えていませんか?

人が一人でできることには限度があります

それぞれ処理能力も違いますし、あまりに多く仕事を抱えていると、一杯一杯になってしまい、せっかく教えてもらったことすら忘れてしまうのです。

仕事の中身を理解していない

上司に指示された仕事を、その言葉通りにやっていては、すぐに中身なんて忘れてしまいます。

  • この仕事は何のためにやっているのか
  • この仕事の意味は?
  • この仕事は、プロジェクト全体の中のどの部分にあたるのか

など、自分が与えられた仕事の中身を深く理解できていないため、教わったことが記憶に残らないのです。

試験前に丸暗記しても翌日忘れてしまうのと同じことです。

なぜ今仕事をやっているのか、中身が理解できていれば、無理に頭に入れようと思わなくても、自然と覚えられるものなのです。

メモした内容を頭に落とし込んでいない

メモは取っているけれど、なぜだか忘れてしまうという人は、教わった内容の重要な点がわかっていないので、自分が何を書いているのか、内容が理解できていないのです。

言われたことをそのまま書くだけでは、何が大切なのかが理解できません

一番大事なポイントを押さえていないことが問題です。

仕事を忘れるのはデメリットしかない!

仕事を忘れるのはデメリットしかない!

誰にでも、うっかり忘れてしまうということはあるものの、あまり頻繁にやられてしまうと、周りの人にも呆れられてしまうでしょう。

仕事を忘れるというのは、社会人としてデメリットしかありません

  • この人は仕事ができない
  • やる気が感じられない
  • すぐに忘れるから重要な仕事は任せられない

このような評価になってしまい、仕事を失わないまでも、職場では信用されなくなってしまうでしょう。

そうなると、重要な仕事は任せてもらえなくなるのでスキルアップもできず、昇進するのも難しくなってきます

周囲の信頼を失わないためにも、今のうちに仕事を忘れないようにする対策をしていきましょう。

仕事をしっかり覚えられるようにする簡単な4つの方法

仕事をしっかり覚えられるようにする簡単な4つの方法

仕事を忘れないようにするためには、コツを覚えれば大丈夫!

誰でもできるようになります。

仕事を整理して優先順位をつける

仕事が多くて、あれもこれもとできない!という状態になっているなら、一度仕事の棚卸をしてみましょう。

  • 緊急でやらなければいけない重要な仕事
  • 重要だが少し期限まで余裕のある仕事
  • 期限まで余裕があり、慣れている仕事

というように、仕事の優先度によって分類をしてみるのです。

そうすると、今自分が何をすべきかがわかりますので、仕事のスケジュールも立てやすくなり、あれこれ追われて大事なことをうっかり忘れるということを避けられるでしょう。

まず、期限の順に仕事を並べてみます。

さらに、重要度を3〜5段階くらいで数字をつけてみましょう。(例:重要度が高いものを1、簡単にできそうな仕事は5など)

そうすると、必ずしも期限と重要度が一致しないことがわかると思います。

同じくらいの重要度でも、期限が少し先ならまだ余裕があるわけで、今すぐ手をつけなくても大丈夫、などの判断ができます。

仕事の優先順位をつけるのは容易ではないかもしれませんが、例えば毎週金曜日の夕方に「来週やるべきこと」の順位を見直す」などの癖をつけるようにすると、慣れてきます。

その仕事は何のためにするのかを考える

仕事に優先順位をつけて、今やるべきことがわかったら、そのうちの緊急かつ重要な仕事に取り組んでいきます。

まず、仕事をもらったら、その仕事は何のためにするのか、目的をはっきりさせることが大切です。

会社の中で、目的のない仕事はありません。

目的を間違えてしまうと、言われた通りにやったはずなのに違う方向に進む、というトラブルも起こります。

指示通りの成果物が上がってこないと上司にダメ出しされてしまうことも考えられます。

仕事とは、何らかの成果を生み出すためにやることなので、その仕事をすることによってどんな結果を出せるのかをまず最初に考えましょう。

要点を押さえてメモを取る

メモを取る時のコツがあります。

ただ聞いた言葉をそのまま書き留めるのではなく、話の中で一番大事なキーワードは何か、を考えることです。

例えば、上司から仕事の指示を受けた時は、

  • いつまでに(期限)
  • 何をしなくてはいけないか(目的)

ということに気をつけてみてください。

最終的に、どんなものが出来上がればいいのか、それがわかれば大丈夫です

わからないことはわかるまで聞く

例えば話を聞いて、メモを取っても、よくわからないなと思うことがあった時に、そのまま流さないことです。

こんなことを聞いてもいいのかなと不安に思うかもしれませんが、理解できていない状態で仕事を進めてしまって、自分の解釈が間違っていた時の方が問題です。

質問する時には、ただ「わかりません」というのではなく、わからないなりに理解しようとしている姿勢が大切です。

  • この点は、こういう理解でよろしいでしょうか。
  • 前にも聞いたかもしれませんが、これはこういうことでしょうか。

など、自分なりの考え、解釈を伝えて、それで良いのかどうかを確認するようにします。

細かいことでも、自分の中でしっくりくるまできちんと確認してから先に進むようにしましょう

人は忘れるもの。忘れない工夫をすることが大事!

人は忘れるもの。忘れない工夫をすることが大事!

仕事を忘れてばかりいるという人は、人の脳を過信しているのと考えられます。

仕事ができる人は、記憶力がずば抜けていいというわけではなくて、自分なりの忘れない工夫をしているから、一度言われたことを頭に刻み込めるのです

メモを取った後、別のノートに清書をしていたり、スマホのカレンダーのリマインダー機能を使って、大事なことは逐一目に入るようにしたり、忘れないようにするための対策を取っています。

ですからまず、人は忘れるものであるという前提に立って、どうしたら忘れないようにできるのかと、自分なりの方法を編み出す必要があります

もしメモを取っても忘れてしまうなら、メモの取り方から見直してみます。

そのメモ、時間をおいてから読んでみて、何をしたかったかわかりますか

わからないなら、要点が抜け落ちているのかもしれません。

ここは恥を忍んで、先輩や上司にメモを見てもらい、自分の理解に何が欠けているのかを聞いてみるのも1つの方法です。

不得意なことは、得意な人に聞くのが一番です。

まとめ

まとめ

仕事を忘れてしまうのはあなた一人ではありませんので、安心してください。

ただ、忘れない人は忘れない工夫をしているだけです。

人の脳が覚えられることなどそれほど多くはありませんので、自分がなぜ忘れやすいのか、その特徴さえわかれば、対処法もわかります。

今回ご紹介した方法を是非実践してみてください。

1つずつやっていけば忘れないようになり、周りからの信頼度もぐっとアップするでしょう。

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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