仕事が暇すぎて辛い。
残業が多い人から見たら、なんとも贅沢な悩みですが、暇すぎるのは残業よりも辛いかもしれません。
そんな暇を持て余してお困りの方に、仕事が暇になってしまう理由や、仕事をしているように見えて、その暇な時間を有効に使う方法をご紹介します。
今は辛いかもしれませんが、自分のために時間を使えたら、人生にプラスになることもあるかもしれません。
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なぜこんなに仕事が暇なのか?
残業ばかりでなかなか帰れないブラック企業の話題には事欠かないですが、中には暇すぎて辛いという会社もあるようです。
なぜそんなに仕事が暇なのか、その理由については以下のようなことが考えられます。
仕事の配分が間違っている
周りはすごく忙しそうにしているのに、自分だけが時間を持て余してしまっているなら、仕事の配分に間違いがあるのかもしれません。
上司は同じように仕事を割り振っているつもりかもしれませんが、人には能力の差があります。
同じ量の仕事をもらっても、あなたが仕事が早い人で、他の人よりも先に終わってしまうのかもしれません。
それならば、仕事の内容や量を再考するのが上司の役割ですが、その余裕がなくて、結果的にあなたが暇になっている可能性があります。
仕事が閑散期
暇なのは自分だけでなく、周りもみんなやることがなくて暇そうにしている。
それならば、会社全体が暇な時期なのかもしれません。
こればかりはあなたのせいではなく、会社全体のことなので、なかなか難しい問題です。
人は達成感ややりがいがないとつまらないと感じるもの
仕事が暇なら楽で良さそう、と思われがちですが、人間には適度な忙しさが必要です。
楽しい時間はあっという間に過ぎますが、つまらない会議などは何度も時計を見て「まだ5分しか経っていない」と思うものです。
丸1日暇、というのはこれが8時間続くわけですから、それはそれは辛いものです。
誰かに必要とされたい、実力を発揮して認められたいという思いは誰にでもあるでしょう。
しかしそれができないと、自分に価値がないように感じてしまいます。
社会人は、仕事で結果を出して、それを評価してもらって、達成感を感じてこそ仕事はやりがいがあり、また、生きているという実感を持てるのではないでしょうか。
これがない「暇すぎる」という状態は、やる気のある人にとっては拷問のような辛さです。
試してみて!仕事が暇で困った時の 9つの対処法
ただ時計を眺めて過ごすのはもったいないですし、周りの人から仕事をサボっていると思われるのも嫌なものです。
そう思われないように、暇な時間を有効に使う方法をご紹介します。
上司に声をかけてみよう
まずは上司に、「仕事が一段落しましたので、何か他にできることはないでしょうか」と声をかけてみてください。
新たに仕事を割り振ってもらえるかもしれませんし、上司の仕事のお手伝いをさせてもらえることもあるでしょう。
こっそり仕事のスキルアップの時間にする
新聞や雑誌を読んでいたら、サボっているように思われますが、パソコンを使っていれば仕事をしているように見えます。
ですから、パソコンのスキルアップの時間に使ってみてはいかがでしょうか。
例えば
- エクセルの関数を極める
- マクロを使えるようになる
- プログラミングの勉強をする
などです。
エクセルなどは、いっそのことMOS検定(マイクロソフトの国際資格)を受けられるくらい、みっちり勉強してみるといいと思います。
これからはAIが活躍する時代とはいえ、人が手作業でやっている仕事はまだまだ多いです。
パソコンのスキルが高い人は重宝されますから、転職した時にも役に立つでしょう。
語学の勉強をする
インターネット上には英文のサイトもたくさんあります。
仕事中に英語の本を広げて勉強するわけにもいきませんが、英文のサイトを読んだり訳したりして、単語や文法の勉強をすることはできます。
自分の会社の仕事に関する内容や業界の話題などを英文サイトで探してみてはいかがでしょうか。
大抵、最先端の情報は日本語ではなく英文です。
英語で業界の最先端の話題を常に知っておくことができたら、企画のアイディア出しなどにも役立つかもしれません。
周囲の人の仕事を手伝ってみよう
自分の仕事だけをやっていてもつまらないですから、周囲の人に声をかけ、手伝わせてもらいましょう。
やったことのない仕事でも「お手伝いしたいので教えてください」といって、積極的にチャレンジしてみると、新たな発見があるかもしれません。
繁忙期に備えて準備をしよう
今がもし閑散期で仕事が暇なのだとしたら、いずれは繁忙期がやってくるわけです。
毎年繁忙期になると、「ああ、これをこうしておけばよかった」などと思うことはありませんか?
毎日のことなら忘れないけれど、年に数回のことだと忘れてしまい、繁忙期が来るたびに思い出すということがあると思います。
落ち着いたらやっておこうと思いつつ、そのままになってまた繁忙期を迎えるということがあれば、この機会に準備をしてみてはいかがでしょうか。
仕事のマニュアル作りをする
いつかあなたに部下ができたときのために、仕事のマニュアル作りをしてみてはいかがでしょうか。
次の年に新人が入ってきたときにも使えます。
誰がきても、「このマニュアルを見れば、この部署の仕事の全てがわかる」というようなものがあったら、とても便利です。
社内の資料整理をする
これだけパソコンが普及しても、まだまだ紙の資料を使っているところは多いです。
しかも、パソコンでデータを共有しているのにも関わらず、一人ひとりが紙の資料を持っていたり、共有ファイルに同じものがあったりして、無駄な資料のオンパレードになっていないでしょうか。
これを機に、本当にファイリングしておく必要があるのか、紙でなくデータで残しておけるものはないかなど、社内の資料をスッキリさせる作業をしてみてはいかがでしょうか。
社内の勉強会などに参加する
会社の中で研修や勉強会があると、参加者を募ることがあると思います。
そんな時は積極的に参加しておきましょう。
今の仕事に関係なくても、どんどん出てみてください。
その知識がいつか役に立つかもしれません。
転職活動のための情報収集をする
暇だからといって、今すぐ転職しましょう!といっているのではありません。
今興味のあること、やってみたいことについて情報収集をしておくのです。
本当に転職の必要に迫られたときにすぐ動けるように、どんな会社があるのか、どんな働き方があるのか調べましょう。
色々調べるうちに新しい発見があって、本当に自分が働きたい!と思える会社が見つかるかもしれません。
暇なことはチャンスと捉えよう!
残業ばかりなのももちろん大変ですが、暇で疲れてしまうのも人生を無駄遣いしているようで、張り合いのない毎日になってしまいます。
しかし、ここで腐ってはいけません。
確かに今は、あまり恵まれた環境とはいえないかもしれないけれど、時間はたっぷりあるわけです。
スキルアップに力を入れたり、積極的に周りに声をかけて仕事を手伝わせてもらったり、自ら動く姿勢を見せていれば、あなたの株が上がることはあっても、下がることはないでしょう。
そう思えば、この暇な時間もチャンスだと考えられないでしょうか?
人に声をかけて、手伝わせてもらえる仕事も、小さなものかもしれません。
しかしそこで「なんでこんな仕事ばかり」と下を向かず、きっとこれが後で役に立つ!と思って、自分なりに工夫をして仕事をしてみてください。
今頑張っていることはきっと無駄にはなりません。
暇で辛いかもしれませんが、「これはチャンス」と前向きに捉えて、自分のために時間を使いましょう。
まとめ
暇すぎるとやる気も起こらないし、やりがいが感じられなくて、毎日つまらないと思います。
でもそこで腐らずに、少しでも自分のために時間を使って、何かプラスになるものを生み出しましょう。
うまくいけば、お給料をもらいながら勉強ができて、次の転職に役立つかもしれませんので、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。