忙しい!と思っているときに、次から次へと仕事が舞い込んできたり、そんな中でミスをしてしまったりすると、もうどうしたら良いかわからなくなって、パニックになってしまう人へ。
何かしなければと思うほど気持ちが焦ってしまい、余計にミスを重ねてしまうこともあると思います。
忙しくても淡々と仕事をこなしている人もいるのに、どうして自分はこんな風にパニックになってしまうのだろうと、悩んでいるでしょう。
なぜパニックになってしまうのか、まずはその原因を紐解きながら、パニックにならないための対処法を身につけていきませんか?
そうすればきっと、多少のことでは揺るがずに、ドンと構えて仕事ができるようになるでしょう。
Contents
なぜ仕事でパニックになってしまうのか?5つの原因
慌てたり、焦ったりするのには、いくつか原因があります。
次にあげる理由に、思い当たることはあるでしょうか?
1.やることが多すぎて整理できていない
単純に、仕事の整理ができていないことが原因の場合があります。
自分が今何をやるべきなのか、仕事の納期や量などを把握できていないので、一度にたくさんのことを頼まれた時に、何をすればいいのかわからなくなってしまうのです。
2.完璧でないと自分を認められない
例えば資料を作る時など、「ここはもう少し作り直そう」など、100%を目指して仕事をしていませんか?
最初から、100%の物を作るというのは難しく、なかなか思ったようなものはできないでしょう。
人の意見などを取り入れながら、改善を繰り返していくほうが仕事とのやり方としては効率的です。
しかし、「これじゃダメだ」と、自分の理想を追求しすぎると、いつまでたっても仕事が終わらず、気持ちが追い込まれてパニックになってしまいます。
3.ミスが起きたときの想定をしていない
誰でも、間違いはあります。
また、自分はきちんと仕事をしていても、想定外のことが起きて、仕事がストップしてしまうということは、よくあることです。
スケジュール通りに進められなかったらどうするかなど、不測の事態が起きた時の対策を考えていないと、想定外のことに対処ができません。
そのため、「どうすればいいんだろう…」と頭が真っ白になって、何も考えられなくなってしまうのです。
4.心に余裕がなく、周囲を見る冷静さを欠いている
何かトラブルが起きても、また、ミスをしてしまったとしても、とりあえず冷静になることができれば、パニックになるということは少ないです。
しかし、疲れていたり、心に余裕がないと、何をすべきか考えることもできないでしょう。
少し、目の前のことに集中しすぎているのかもしれません。
余裕がないために、広い視野を持つことができなくなってしまうと、パニックになってしまいます。
5.過去のミスを引きずっている
仕事のミスは、同じことを繰り返さなければ良いのであって、改善できていれば成長している証拠。
あまり気にする必要はありません。
しかし、また同じミスをしてしまうかもしれないと、過去の失敗を引きずったままですと、同じようなシチュエーションになった時に既視感を覚え、パニックになってしまうことがあります。
仕事でパニックになることから卒業するためにやってほしいこと
それでは、どうすればパニックにならずに、冷静に対処ができるのか。
その方法についてお話しします。
できることから、一つずつやっていきましょう。
自分なりの落ち着く方法を知っておく
パニックになってる!と気がついたら、落ち着くことが何より大事です。
今焦って何かしても、もっとパニックになってしまいます。
ですから、自分なりの落ち着く方法を見つけましょう。
オーソドックスな方法としては、深呼吸があります。
呼吸することだけに集中して、何度かゆっくり呼吸をすると、気持ちがだんだん落ち着いてきます。
もしくは、コーヒーを飲むとか、外の空気を吸うとか、自分が落ち着く方法ならなんでもOK。
焦らない!と声に出して自分に言い聞かせるのもおすすめです。
できるだけたくさん知っておくと、会社以外の場所でも使えて便利です。
自分が置かれている状況を冷静に整理する
まず、今やるべきことを書き出してみましょう。
頭で考えているだけでなく、視覚化することが大切なので、文字にします。
手書きでもいいですし、パソコンやスマホのメモでも構いませんが、やるべきことを箇条書きにしていきます。
そして、今抱えている仕事で急ぎのものはどれか、順位をつけてみると、何から手をつければいいのかがわかるようになります。
ミスはするものという前提で仕事をすること
ミスをしたくないという気持ちは誰にでもありますが、それが強すぎると、パニックになる原因になります。
ですから、「ミスは起こるもの」として仕事をした方が、焦る気持ちがなくなるでしょう。
もちろんミスはできるだけない方がいいですが、「ミスしたらこうすればいい」という対処法がわかっていれば、何か起きても慌てずに対処できます。
上司や先輩に相談してみる
パニックになってしまう原因が自分ではわからない場合、身近な人に聞いてみるというのも一つの方法です。
周囲の人はあなたの仕事ぶりを普段から見ているので、「もう少しこうしたらいいのに」と思っていることがあるかもしれません。
忙しいとパニックになってしまう、どうしたらいいか?と素直に相談してみると、自分では思いも寄らないアドバイスをもらえることもあるでしょう。
メモを取り、確認作業を怠らない
パニックになりがちな人は、メモを取らない人が多いです。
細かいことでも、慣れるまではしっかりとメモを取り、指差し確認をするくらいの気持ちで、一つ一つ丁寧に仕事をしてみましょう。
それができるようになると、パニックになることが少なくなり、「できる」という自信にもつながっていきます。
同じミスを繰り返さないことが大事!改善策を考える
過去のミスを引きずってしまう人は、同じ間違いを繰り返さない工夫をしてみてください。
- なぜこのミスが起きたのか
- どうすればよかったか
などを考えて、次に活かします。
自分でわからないという時には、遠慮せず周囲に意見を聞いてみましょう。
あなたが同じミスを繰り返さない工夫をしていけば、それを後輩などにも伝えられますから、みんなにとって有益な情報になります。
出来るだけ機械に頼る
自分でやらなくていいことを手作業でやっていないだろうか?ということも考えてみてください。
例えば、エクセルで計算式を入れれば自動でできることを、電卓で計算しているとか、機械に任せられることを自分でやっていませんか?
間違いを少なくするためにも、機械化できるところはどんどん機械化していきましょう。
仕事の仕組みを理解し自分なりのやり方を確立できればパニックにならない!
仕事でパニックになりやすい人は、仕事の優先順位がつけられないこと以外にも、一つ一つの仕事について、「これは何をすべきなのか」という、仕事の目的(ゴール)がわかっていないことがあります。
最終的に、どのようなものが出来上がればいいのか、なんのためにこの仕事をしているのかが理解できないために、指示された範囲のことしかできず、突発的なことに対処できないのです。
ですから、まずは仕事の全体像を把握することも大切です。
それと同時に、自分の仕事のやり方も見直す必要があるでしょう。
今の自分ができることとできないことを整理するのです。
この部分はできるけれど、ここはできないということがわかっていれば、できる人にお願いするということができるようになるからです。
そして、どうやって進めていくと自分がやりやすいのか、自分なりのやり方を確立していきましょう。
こうすれば大丈夫、と思っているだけでも、気持ちを落ち着かせることができますので、パニックを起こしづらくなります。
まとめ:大丈夫!やり方を見直せば仕事でパニックになることはなくなる
今は、どうして周りの人たちは落ち着いて仕事ができているのに、自分はこんなにパニックになるのだろうと、落ち込んでいると思います。
でも大丈夫です。
なぜパニックになるのか、その理由がわかれば、対処法も見えてくるからです。
まずは、パニックになったら落ち着くことが大事。
そして、置かれている状況を整理しつつ、今やるべきことは何か?と冷静に考えられるようになれば、パニックになってしまう自分からは卒業できるでしょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。