求人情報を見ていると、業種で探す、勤務地から探すなど、絞り込むための条件がいくつか出てきます。
しかし、漠然と他の仕事を探したいなと考えている時には、それらの条件では絞りきれないと悩むことはありませんか?
そこで今回は、どうやって仕事を絞っていけば、自分にあった仕事が見つかるのか、仕事を探す方法についてお話しします。
求人情報を見る前に、少し違う角度から仕事探しについて考えてみましょう。
Contents
どうすればいい仕事が見つかるの?仕事を探すときの絞り方
やりたい分野が見つからない時に、どのようにして仕事を探すか、様々な角度から探っていくと、自分に合った仕事が見つかるでしょう。
転職をしたい理由から仕事を探す
あなたが今仕事を探している理由はなんでしょうか?
- 今の仕事がつまらない
- 正当な評価が得られない
- 給料が低い
- 休みが少ない
- 残業が多くて嫌だ
- 人間関係が辛い
など、様々だと思います。
いくつかの理由が重なっていることもあるでしょう。
転職したいと考えている人の中には、意外と理由が曖昧で、漠然と仕事を変えたいと思っている人も多いのです。
その状態ですと、求人情報を見てもなかなか「これだ!」というものが見つかりにくいのです。
改めて、自分がなぜ今と違う仕事を探しているのか?ということを考えてみてください。
自分が譲れない条件から探す
転職したい理由を考えてみると、たくさん出てきた。
そんな時は、重視したい条件は何か、順位をつけてみます。
例えば、給料はそこそこでいいから、休みが取りやすい仕事がいいとか、多少忙しくてもいいから家から近くて通勤時間が短い方がいいなど、その人によって譲れない条件が違うと思います。
あれもこれも、条件を盛り込みすぎると、なかなか仕事が見つからないので、最も重視したい点は何かを考え、その条件で比較してみると、理想の会社が見つかるでしょう。
自分がどんなことで役に立ちたいかで探す
今の仕事がつまらない、やりがいが感じられないから、違う仕事を探したいという人もいると思います。
しかし、どんな仕事ならやりがいが感じられるのか?と考えるとよくわからないことも多いでしょう。
そんな時は、自分が役に立てること、役に立ちたいと思うことから探してみることをおすすめします。
例えば、「子どもの教育」の分野で役に立ちたいと思ったとしましょう。
教育というと、学校の先生が真っ先にイメージされそうですが、
- 塾の講師
- 家庭教師
- 公文、英会話など自宅で教室を開く
- 赤ペン先生など通信教育の仕事
- 保育士
- 学校事務
- 給食センター
- スクールカウンセラー
- 児童指導員
など、様々です。
まずはどのような分野で役に立ちたいと思うかを考えてみて、そこから掘り下げていくと、やりたい仕事が見つかるでしょう。
業種ではなく伸ばしたい強みで探す
働く分野を絞るのではなく、自分の持っているスキルをメインに考えるという方法もあります。
業種を絞ろうとすると、どうしても会社にフォーカスしがちなのですが、会社は倒産する可能性もあり、働く環境が目まぐるしく変化している今、10年後はどうなっているのか全く予想がつきません。
その点、自分の能力をどう伸ばしていくのかという視点で考えると、たとえ今勤めている会社がなくなっても、違うところで即戦力として働けますし、独立して仕事をしてくという選択肢も見えてきます。
いわば、職人のようなイメージです。
営業のスキルなど仕事の技術的なスキルから探してもいいですし、
- 人をまとめるスキル
- 部署と部署をうまく調整するスキル
- コツコツ一つのことに取り組むスキル
- 人の話を真摯に聴くスキル
など、ポータブルスキルと呼ばれる分野での自分の強みを探してみましょう。
自分にしかないスキルがあれば、それを強みにして、どんな会社、業種でも仕事をしていけます。
今の自分ができることを掘り下げ、どんな分野で活躍できるか考えてみよう
はっきりと、自分のやりたいことがわからず、仕事が絞りきれないという時には、今の自分のスキルを掘り下げてみましょう。
特別な能力なんてないし、資格も持ってないと自信をなくしてしまう人もいると思うのですが、そんな特別なことでなくていいのです。
例えば、
- 整理整頓が得意
- 人の嫌がる雑用でも進んでやることができる
- 細かい仕事をコツコツ進めるのが好き
- タイピングが早い
- 電話対応が苦にならない
- 人と話すのが好き
など、なんでもいいので、「これならできる!」と思うことはありませんか?
誰でも、得意・不得意があって、人の不得意をカバーできると、それはあなたの大きなアピールポイントになるのです。
例えば、タイピングが早くて、コツコツやる仕事も得意だったら、書類仕事を一手に引き受けるということもできるでしょう。
会議の議事録を作るとか、報告書の作成など、書類仕事は苦手!という人もたくさんいます。
それなら、私は書類仕事が得意です、短時間で正確に作れますとアピールすることで、活躍できる場が見えてくると思います。
どこで探せばいい?仕事の情報を探す手段あれこれ
今はインターネットの求人が主流になっていますが、それ以外にも仕事を探す手段はあります。
どこに良いご縁が転がっているかわかりませんので、いろいろな方法で探してみましょう。
ハローワークに行ってみる
全国にあるハローワークは無料で誰でも利用できます。
直接出向いて、窓口で相談することもできますし、インターネット上で求人情報を検索することも可能です。
相談員の人が真摯に話を聞いてくれますので、自分にはどんな仕事が向いているんだろう、どうやって仕事を探したらいいんだろうと悩んでいる人は、じかに行って話をしてみると、仕事探しのヒントが見つかるかもしれません。
大企業の情報は少ないですが、地元の企業や中小企業の情報が多く、家から近いところや小さくてもアットホームな雰囲気の会社で働きたいと思っている人に向いています。
転職サイトを見る
希望の条件にチェックを入れるだけで、簡単に仕事を絞り込んでくれるのが、転職サイトです。
- 勤務地
- 職種
- 年収(月収)
- 休日
など、条件を指定すると、それにあったものを提示してくれます。
インターネット上から応募もできますので、好きな時間に仕事探しができるというメリットもあります。
ただし、膨大な求人情報が掲載されているので、仕事が多すぎて迷ってしまうかもしれません。
ある程度やりたいことを絞って探すことをおすすめします。
転職エージェントに登録する
仕事を探すにあたって、誰かに相談に乗って欲しいという人は、転職エージェントを利用するのもいいでしょう。
相談に乗ってくれるという点では、ハローワークも同じなのですが、窓口に行くたびに違う担当者になってしまうというデメリットがあります。
その点、転職エージェントですと、登録者に一人ずつ、専任のエージェントがついて相談に乗ってくれます。
転職エージェントに登録している企業は大企業も多いので、より条件の良い仕事を探したいという人に向いています。
知り合いの伝手やコネを頼る
意外と忘れがちなのですが、知り合いを頼って仕事を探すという方法もあります。
「今、○○関係の仕事に転職したいと思って探しているんだけど」というように、知り合い、友達、親戚などに声をかけてみましょう。
もしかしたら、何か良いご縁が見つかるかもしれません。
知り合いであれば、その人の人となりや経歴がわかりやすいことから、面接のハードルが下がる可能性もあります。
昔はコネで入るというと、あまりいいイメージがありませんでしたが、最近では「リファラル採用」といい、また広まりつつあります。
人材不足で、企業もコストをかけずに良い人材を確保したいという思いがありますので、積極的に周りの人に声をかけてみてはいかがでしょうか?
地元や近所で仕事を探す
なるべく家の近くで仕事を探したいという人は、地元企業の情報が載っているフリーペーパーなどを見てみるのもおすすめします。
駅には無料のアルバイト雑誌が置いてあることも。
意外と魅力的な仕事が載っていることもありますので、集めて比較してみましょう。
まとめ:仕事を探すには自分の軸を持っていると探しやすい
求人サイトを見ても、仕事が絞りきれない時には、自分の強みは何か、自分のスキルは何か、という点を掘り下げていくと、活躍できそうな業種や職種が見えてくるでしょう。
働く環境など、自分が譲れない条件で絞っていくのも一つの方法です。
仕事はたくさん種類があるので、自分にあった仕事を絞っていくのは大変ですが、「自分が一番重視したい点は何か」という軸を持っていると、探しやすくなるでしょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。