仕事のことを考えると涙が出てくる。
そんな状態になっているなら、それは限界を超えてしまっているというサインです。
赤ちゃんですら、泣く時には理由があります。
それなのに、大人がなんの理由もなく涙が出てくるなんて、ストレスがもう限界を超えているということ。
真面目な人ほど自分を追い込んでしまうので、何とか立ち止まってほしいと思います。
仕事で涙が出るほど辛いなら、休まなくてはいけません。
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涙が出るほど辛い時に、それ以上自分を追い込まないで
嫌だなあ、泣きたいなあと思って涙が出るなら、まだいいです。
いや、本当はそれでもダメなのですが、泣きたいという意思があるので、まだ感情が機能しています。
しかしもしもあなたが、何も考えていないのに、ふと涙がこぼれるような状況にあるなら、それは急を要する状態です。
泣いてしまう自分を責めるようなことは、絶対にしないでください。
もうそれ以上頑張らなくていい
あなたは、もう十分頑張ってきました。
涙が出てくるのは、もう頑張らなくていい、少し力を抜いて欲しいという心からのサインなのです。
これを無視してはいけません。
- みんなが残業してるから、私もしなきゃいけない
- みんな頑張ってるのだから、私も頑張らなきゃいけない
こんな風に、自分を追い詰めていませんか?
そんなことをしていたら、誰も気を抜けなくなってしまいます。
そもそも頑張るって、どういうことなのでしょう。
残業することではないはずだし、有給を取らないことでもないでしょう。
あなたが、自分はやるべきことをちゃんとやってきたと思うなら、もうそれで十分なのです。
涙が出るほど頑張った自分を、もっと認めてあげてください。
辛いと思う度合いは人によって違う
周囲を見て、私より大変な人もいるから、このくらいで辛いと言っちゃいけないと思い込んでいる人がいますが、そんなことはありません。
そもそも、辛いというのは自分の感情ですから、人と比べるものではないのです。
自分が辛いと思うなら辛いのです。
私よりも多い仕事の量の人がいるから、このくらいで辛いなんて言ってられない。
そんな風に思って頑張って、涙が出てくるなら、それはあなたにとってキャパオーバー。
もう限界なのです。
人は皆、できる仕事の量も違うし、向いてる仕事も違います。
隣のAさんやBさんができることがあなたにできるとは限らないし、その逆もまたしかりです。
あなたが辛いなら、もうこれ以上頑張ってはいけないのです。
仕事のことで涙が出るなら、勇気を出して一度立ち止まること
家に帰ると涙が出てしまう、もしくは会社にいても涙が出てきてしまい、止められないとなっていたら、もう待ったなし!
そのままにしておいてはいけません。
早めに心療内科を受診しよう
感動して泣くとか、ミスしたことが悔しくて泣くというように、理由のある涙は問題ありません。
しかし、訳もなく涙が出てくるなら、早めに心療内科を受診しましょう。
話を聞いてもらうだけでスッキリすればそれで良し。
うつ病の初期の可能性もありますから、それならばとにかく早期の治療が大事です。
受診の目安としては、2週間以上症状が続いていること。
私はうつじゃないとか、こんなことくらいで病院へ行くなんて、と思うかもしれませんが、インフルエンザは気力では治らないのと同じで、心の病気も治りません。
悪化すれば治療に時間がかかるだけで、いいことは一つもないのです。
迷わずに、受診してください。
とにかく仕事を休む!
仕事が原因で自分を追い込んでしまったのですから、その仕事から離れることです。
医師から診断書をもらい、仕事を休みましょう。
理性で涙をコントロールできない状態で、無理をして仕事に行ってはいけません。
ただ、すぐに仕事を辞めようとしなくても大丈夫。
体力のない状態では、正常な思考力が失われているので、そんな時に転職を考えてもうまくいきません。
まずは休むことが先です。
辛いところから逃げ出すのは構わないのですが、それは体力を取り戻してからです。
心の内を誰かに相談しよう
家族、友人、身近な人に「辛い」ということを話してください。
頑張り屋さんのあなたは、SOSを出すのも大変かもしれません。
自分が限界を超えてしまっていることに気づいていないかもしれません。
しかし、涙が出ていることがサインですから、「今私は、とても辛い状況にあるのだ」ということを自覚して欲しいと思います。
とにかく、SOSを出すことです。
辛いんだってことを口に出していうのです。
あなたに寄り添ってくれる人が必ずいるはずです。
もし実家が遠くても、仕事を休んで一度帰りましょう。
あなたのことを大事に思ってくれる人に、辛いということを吐き出してください。
そうすればきっと、心が軽くなって、次の行動に移ることができます。
涙を流してまで頑張る必要はない。もっと自分を大事にしよう
今の辛い状況から抜け出すために、休んで心療内科を受診すると同時に、回復するための方法も考えていきましょう。
何が一番辛いと思うのか、考えてみよう
涙が出るほど自分を追い込んでしまったのは何なのか、気持ちに余裕が出てきたら、考えてみましょう。
- 仕事の量が自分のキャパをオーバーしていた
- 明らかに向いていない仕事をやらされていた
- 上司のパワハラに耐えられなかった
など、理由は人それぞれだと思います。
仕事を休んで体力は回復しますが、何も対策をせずに仕事に戻っても、また同じことの繰り返しになります。
そうならないように、根本原因をはっきりさせて、その対策を考えなくてはなりません。
上司と相談するなどして、仕事のやり方を見直してもらうようにしましょう。
もし、直属の上司と話ができないようなら、その上の人に相談してみましょう。
できないことはできないと断る勇気を持つ
涙が止まらなくなるまで頑張ってしまう人は、責任感が強く、真面目な人が多いです。
ですから、いっぱいいっぱいなのに、仕事を頼まれると断れずに受けてしまい、それでキャパオーバーになってしまうこともあります。
できないことを引き受けるのは、自分のためにも、人のためにもなりません。
ここは勇気を出して、断るようにしてみてください。
ただ、はっきりと「できません」と断るのは難しいと思うので、「今やっている仕事が終わってからでもいいでしょうか?」というように聞いてみるといいでしょう。
対策のしようがないと判断したら転職も視野に
上司にも相談したし、できないことは引き受けないようにしているけれど、やはり辛いと思う気持ちがなくならないと思ったら、転職も考えましょう。
ただし、先ほども説明した通り、転職を考えるには体力が必要です。
心が疲れている状態で考えても、冷静な判断ができないからです。
体力が戻ったと判断できたら、これからどんな働き方をしたいのか、どんな会社で働きたいのか、もう一度考え直してみましょう。
そして、この会社でこれからもずっと働き続けるのは無理だと判断したら、さっさと違う会社を探しましょう。
まとめ:仕事で涙が出るならもう待ったなし!すぐ休もう
真面目な人は、こんなことくらいで休んじゃいけない、もっと頑張らないとと思いがちです。
しかし、そんなに自分を追い込んではいけません。
勇気を出して休み、心療内科を受診してください。
そして、心が元気になってきたら、今後どうしていくかを考えればいいのです。
ですからまずは休んで元気になることが大事です。
涙が出るほど頑張らなくてはいけない仕事はありません。
今すぐ休んで!というサインだと思って、ゆっくりするようにしてください。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。